ChatGPTに聞いてみたけど、なんか思ってた答えと違う……
そう感じたことはありませんか?
実はその原因、ChatGPT側にあるのではなく、質問の仕方(=プロンプト)にあることがほとんどです。
この記事では、プロンプトとは何かを基本から解説し、
良いプロンプトと悪いプロンプトの違い、すぐに使える改善のコツまでをやさしく紹介します。
読み終えたあとには、ChatGPTの使い方がガラッと変わるはずです。
「プロンプト」って何のこと?
プロンプト(Prompt)とは、AIに対して入力する指示や質問のことです。
ChatGPTの入力欄に打ち込む文章、そのすべてがプロンプトです。
語源は英語の「prompt」で、「促す・引き出す」という意味があります。
AIからどんな答えを引き出すか、その鍵を握るのがプロンプトです。
人間に置き換えると、プロンプトは「上司や同僚への指示・依頼の仕方」に似ています。
「これやっといて」とだけ言うより、
「〇〇の目的で、△△な形式で、□□までにやってほしい」
と伝えたほうが期待通りの結果が得られますよね。
AIも同じです。
プロンプトで結果はどれくらい変わる?
同じ質問でも、プロンプトの書き方ひとつで出力結果は大きく変わります。
具体的な例で見てみましょう。
例:ブログ記事の導入文を書いてもらう場合
| プロンプトの質 | 入力例 | 得られる結果 |
|---|---|---|
| 悪い例 | 「ブログの導入文を書いて」 | テーマも対象読者も不明なため、汎用的でぼんやりした文章が出てくる |
| 良い例 | 「AI初心者向けのブログ記事の導入文を200字程度で書いてください。読者が『AIって難しそう』と感じている前提で、親しみやすいトーンでお願いします」 | 対象読者・文字数・トーンが明確なため、すぐに使える導入文が出てくる |
このように、プロンプトに含まれる情報量と具体性が、そのまま出力の質に直結します。
良いプロンプトに含まれる5つの要素
質の高いプロンプトには、共通して含まれる要素があります。
以下の5つを意識するだけで、AIの回答精度は大幅に上がります。
① 役割(Role)
AIにどんな立場で答えてほしいかを指定します。
「あなたはプロのコピーライターです」
「経験豊富な医師として回答してください」
のように伝えるだけで、出力のトーンや専門性が変わります。
② 目的(Purpose)
何のためにその文章や情報が必要なのかを伝えます。
「社内プレゼン用に」
「小学生にもわかるよう」
「SNSで拡散されやすいように」
など、目的が明確なほど適切な回答が得られます。
③ 対象読者(Audience)
誰に向けた内容かを指定します。
「AI初心者向け」
「経営者向け」
「高校生でもわかるように」
など、読者像を伝えることで言葉遣いや説明の深さが自動的に調整されます。
④ 形式(Format)
出力の形式を指定します。
「箇条書きで」
「表にまとめて」
「500字以内で」
「マークダウン形式で」
など、欲しい形式を最初から伝えると、後から修正する手間が省けます。
⑤ 制約・条件(Constraints)
やってほしくないことや守ってほしいルールを伝えます。
「難しい専門用語は使わないで」
「英語は含めないで」
「結論から先に書いて」
など、マイナス条件を加えることで出力の精度がさらに上がります。
今日からすぐ使える!プロンプト改善の3つのコツ
5つの要素をすべて毎回盛り込むのは大変です。
まずはこの3つのコツだけ意識してみてください。
コツ① 「誰に」「何のために」を必ず入れる
たった2つの情報を加えるだけで、出力の質は劇的に変わります。
「〇〇向けに、△△のために」という枠組みをクセにしましょう。
コツ② 悪い例を示す(ネガティブプロンプト)
「〇〇はやめてください」という形で、やってほしくないことを明示する方法です。
たとえば「専門用語を使わないで」「箇条書きにしないで」「1,000字を超えないで」といった制約を加えると、出力がグッと使いやすくなります。
コツ③ 一度で完璧を求めず、対話を重ねる
ChatGPTは会話の流れを記憶しています。
最初の出力が気に入らなければ、
「もっとやさしい言葉で書き直して」「結論を先に持ってきて」と追加指示を出しましょう。
プロンプトエンジニアリングは、一発で決めるより対話を重ねて磨いていくプロセスです。
「プロンプトエンジニアリング」という新しいスキル
AIへの指示を上手に設計するスキルは、「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれ、
近年注目されている新しいスキルのひとつです。
プログラミングの知識がなくても、プロンプトの書き方を工夫するだけで、
AIから引き出せる価値は何倍にも広がります。
ライター・マーケター・教育者・経営者など、さまざまな職種でプロンプトスキルの重要性が高まっています。
難しく聞こえますが、本質はシンプルです。
「相手(AI)に伝わるように、丁寧に具体的に伝える」──それだけです。
人に接するように、丁寧に伝える努力をしよう
まとめ:プロンプト次第でAIは10倍使いやすくなる
この記事のポイントをまとめます。
- プロンプトとは、AIへの指示・質問のこと。質問の仕方がそのまま出力の質に直結する
- 良いプロンプトには「役割・目的・対象読者・形式・制約」の5要素が含まれる
- まずは「誰に」「何のために」を入れるだけでも効果は大きい
- 一発で完璧を目指さず、対話を重ねて出力を磨いていくのがコツ
- プロンプトスキルは、プログラミング不要の新しいAI活用スキルとして注目されている
ChatGPTはすごいツールですが、使いこなせるかどうかは使う側の「伝え方」にかかっています。
今日からプロンプトを少し意識するだけで、AIとのやりとりがぐっとスムーズになるはずです。
このブログでは、AIをより賢く使いこなすためのヒントを引き続き発信していきます。
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