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スマホでネットを見ていたら、突然「ウイルスに感染しています」「ウイルスが4個検出されました」という警告が表示された…。
しかも、警告音やカウントダウンまで出てきて、思わずあわててしまった人も多いのではないでしょうか。
さっきスマホに「ウイルスに感染しています!今すぐ対処してください」って出てきてん!どないしよ、もう手遅れなん!?
まずは落ち着いてください。
ネットを見ている最中に、ブラウザ(SafariやChromeなど)に突然出てくる「ウイルスに感染しています」という表示は、ほとんどの場合、あなたをだますための「偽の警告」です。
この記事では、偽警告の見分け方と正しい閉じ方、うっかりタップしてしまった場合の対処法を、iPhone・Android別にわかりやすく解説します。
こんな人におすすめ
「スマホに突然『ウイルスに感染しています』と表示された」
「警告が本物か偽物か見分けたい」
「警告の指示どおりにアプリを入れてしまった」
「家族のスマホが詐欺にあわないか心配」
「ウイルスに感染しています」の正体は「偽のセキュリティ警告」
スマホの「ウイルスに感染しています」という表示の多くは、「偽のセキュリティ警告」と呼ばれる詐欺の手口です。
内閣官房の国家サイバー統括室(旧NISC)のコラムでも、ウェブサイトを見ている最中に、セキュリティやスマホの動作異常を装ったポップアップやページが突然表示される手口として紹介されています。
よくある表示の例
- 「お使いのiPhoneでウイルスが4個検出されました」
- 「ハッカーがあなたを監視しています!」
- 「今すぐ対処しないと、データが削除されます」
- 「バッテリーが損傷しています」
本物らしく見せるために、GoogleやAppleのロゴや名前が勝手に使われていることも多いので注意が必要です。
偽警告の目的は「アプリの課金」や「個人情報」
IPA(情報処理推進機構)によると、偽警告の指示に従うと、公式のアプリストアにある「クリーナーアプリ」や「VPNアプリ」などのインストール画面に誘導されます。
そしてアプリを起動すると、再びウイルス検出のような表示が出て、自動で料金が引き落とされ続ける「定期購入(サブスクリプション)」への登録を求められるのがよくある流れです。
料金は週900円や年24,200円など、高額な場合が多いとされています。
週900円でも、気づかずに放置すると1か月で約5,000円の請求になってしまいます。
このほか、電話をかけさせて有料サポートを契約させたり、偽のログイン画面でIDやパスワードを入力させたりする手口もあります。
ウイルスに感染したんやなくて、だまそうとしてくる画面やったんか…。あやうく言われるままにアプリ入れるとこやったわ。
本物と偽物の見分け方
次のような特徴がひとつでも当てはまれば、偽警告の可能性が高いと考えてください。
| チェックポイント | 偽警告によくある特徴 |
|---|---|
| どこに表示された? | SafariやChromeなどのブラウザでサイトを見ている最中に、突然表示された |
| 何を求めてくる? | アプリのインストール、電話をかけること、個人情報やカード番号の入力を求める |
| あせらせてくる? | カウントダウン、警告音、「今すぐ」「〇分以内に」などの言葉で急がせる |
| お金の話が出る? | 定期購入や自動更新される課金への同意を求める |
| 具体的なウイルスの数が出る? | 「ウイルスが4個検出されました」など、根拠のない数字を示す |
特に大事なのは、1つ目のポイントです。
ウェブサイトには、あなたのスマホの中身をスキャンしてウイルスを調べる機能はありません。
そのため、ブラウザに表示された「ウイルスを検出しました」は、それだけで偽物だと判断してかまいません。
一方、自分でインストールしたセキュリティアプリや、スマホの設定画面から通知される警告は、本物の可能性があります。
迷ったときは、警告の画面からではなく、自分でアプリや設定画面を開いて確認するようにしましょう。
偽警告が表示されたときの正しい閉じ方
偽警告が表示されたら、画面の中のボタンには一切触らないのが鉄則です。
Appleのサポートページでも、ポップアップには「閉じる」ボタンに似た偽のボタンが付いていることがあると注意されています。
「OK」「キャンセル」「閉じる」のどれを押しても、別のページに飛ばされるおそれがあるので、ブラウザのタブそのものを閉じましょう。
iPhone(Safari)の場合
- 画面の右下(または上部)にあるタブのアイコン(四角が2つ重なったマーク)を長押しする
- 表示されたメニューから「このタブを閉じる」を選ぶ
- 何度も表示される場合は、「設定」→「アプリ」→「Safari」で「履歴とWebサイトデータを消去」を行う
Android(Chrome)の場合
- 画面右上の数字が入った四角いタブのアイコンをタップする
- 偽警告が表示されているタブの「×」をタップして閉じる
- 何度も表示される場合は、Chromeの「設定」→「プライバシーとセキュリティ」から閲覧履歴やキャッシュを削除する
※メニューの名前や場所は、OSやブラウザのバージョンによって異なる場合があります。
タブを閉じるだけでは画面が消えない場合は、ブラウザのアプリ自体を終了してから開き直してみてください。
IPAは、偽警告の閉じ方を安全に練習できる「偽セキュリティ警告画面の閉じ方体験サイト」も公開しているので、家族と一緒に試してみるのもおすすめです。
タップしてしまった・アプリを入れてしまった場合の対処法
「もうボタンを押してしまった」「アプリを入れてしまった」という場合も、あわてずに次の順番で対処しましょう。
① インストールしたアプリを削除する
iPhone:ホーム画面でアプリのアイコンを長押しし、「Appを削除」を選びます。
Android:「設定」アプリのアプリ一覧から対象のアプリを開き、「アンインストール」をタップします。
② 定期購入(サブスクリプション)を必ず解約する
ここがいちばん重要なポイントです。
IPAによると、アプリを削除しただけでは、定期購入の課金は止まりません。
必ず、次の場所から解約の手続きをしてください。
- iPhone:「設定」→ 一番上の自分の名前 →「サブスクリプション」から、対象のアプリを選んで解約する
- Android:Google Playストアのアプリで、右上のプロフィールアイコン →「お支払いと定期購入」→「定期購入」から、対象のアプリを選んで解約する
くわしい手順は、AppleのサポートページやGoogle Playのヘルプでも確認できます。
③ 個人情報やパスワードを入力してしまった場合
偽のページでIDやパスワードを入力してしまった場合は、すぐにそのサービスのパスワードを変更しましょう。
同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらも変更が必要です。
クレジットカードの番号を入力してしまった場合は、カード会社に連絡して利用停止などの相談をしてください。

④ 電話をかけてしまった場合
警告画面に表示された番号に電話をかけてしまった場合は、相手の指示に従ってお金を支払ったり、遠隔操作アプリを入れたりしないでください。
すでに支払いや操作をしてしまった場合は、次の章で紹介する相談窓口に相談しましょう。
⑤ 不安なときは相談窓口へ
自分だけで判断できないときは、IPAの「情報セキュリティ安心相談窓口」に相談できます。
お金を支払ってしまったなど契約トラブルになっている場合は、消費生活センター(消費者ホットライン「188」)も相談先になります。
アプリを消しただけやと、お金は取られ続けるんや…。解約までセットで覚えとかなあかんね。
偽警告を表示させないための予防策
① ブラウザのポップアップブロックと詐欺サイト警告をオンにする
iPhoneの場合は、「設定」→「アプリ」→「Safari」を開き、「ポップアップをブロック」と「詐欺Webサイトの警告」をオンにしておきましょう。
Androidの場合も、Chromeの設定でポップアップや不審なサイトからの通知をブロックできます。
② サイトからの通知を安易に許可しない
サイトを開いたときに「通知を許可しますか?」と聞かれて許可すると、あとから偽の警告が通知として届くことがあります。
心当たりのない通知が届く場合は、ブラウザの設定で、そのサイトの通知の許可を取り消しましょう。
③ OSとアプリを最新にしておく
Appleのサポートページでも、設定をしてもポップアップが表示される場合は、ソフトウェアを最新版にアップデートするよう勧めています。
スマホのOSやアプリの更新は、こまめに行いましょう。
④ セキュリティアプリで危険なサイトをブロックする
どれだけ気をつけていても、偽警告や詐欺サイトは毎日のように新しいものが作られています。
自分や家族がうっかり危険なサイトを開いてしまったときの備えとして、スマホに対応したセキュリティアプリを入れておくのもひとつの方法です。
注意したいのは、偽警告から誘導されたアプリではなく、実績のある会社のセキュリティアプリを、自分で選んで入れるということです。
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|---|---|
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ウイルスバスターの製品ごとの違いや口コミ・評判は、こちらの記事でくわしく解説しています。

「そもそもセキュリティソフトは必要なの?」と迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。

まとめ
スマホでネットを見ている最中に表示される「ウイルスに感染しています」は、ほとんどの場合、アプリの課金や個人情報をねらった偽の警告です。
表示されたら、次の3つを覚えておきましょう。
- 画面の中のボタンには触らず、ブラウザのタブを閉じる
- アプリを入れてしまったら削除し、定期購入も必ず解約する
- パスワードやカード番号を入力してしまったら、すぐに変更・連絡する
そして、「ブラウザに出てくるウイルス警告は信じない」ということを、家族とも共有しておくと安心です。
タブを閉じたら消えたわ!親にも「ブラウザの警告は信じたらあかんで」って教えとこ。
よくある質問(FAQ)
- 警告を見ただけで、ウイルスに感染してしまいますか?
-
偽の警告画面が表示されただけで、すぐにウイルスに感染するわけではありません。大切なのは、画面の指示に従ってボタンを押したり、アプリを入れたりしないことです。落ち着いてタブを閉じましょう。
- 「閉じる」ボタンを押してしまいました。大丈夫ですか?
-
押したあとに別のページやアプリストアに移動しただけで、アプリのインストールや情報の入力をしていなければ、まずはそのタブを閉じれば問題ないことが多いです。念のため、ブラウザの履歴とWebサイトデータも消去しておきましょう。
- アプリを削除したのに、料金の請求が続いています。
-
アプリを削除しても、定期購入の登録は解約されません。iPhoneは「設定」のサブスクリプション、AndroidはGoogle Playの「定期購入」から、必ず解約の手続きをしてください。
- 何度も同じ警告が表示されます。
-
ブラウザの履歴とWebサイトデータを消去してみてください。サイトからの通知を許可している場合は、その許可を取り消すことも大切です。それでも続く場合は、OSを最新版にアップデートしましょう。
- iPhoneはウイルスに感染しないと聞きましたが本当ですか?
-
iPhoneはアプリの仕組み上、パソコンに比べてウイルスに感染しにくいといわれています。ただし、偽警告や偽サイトのように、人をだまして課金させたり情報を盗んだりする詐欺は、iPhoneでも被害にあう可能性があります。
- 本物の警告が表示されることはありますか?
-
自分でインストールしたセキュリティアプリや、スマホの設定・公式アプリから通知される警告は本物の可能性があります。迷ったときは警告の画面を操作せず、自分でそのアプリや設定画面を開いて確認しましょう。
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