【iOS 18対応】iPhoneで国際電話&不明な発信者を着信拒否する設定方法|安心の詐欺対策

最近、見覚えのない「+1」「+44」「+675」といった海外の番号から、突然電話がかかってきて困っていませんか。出てみると無言だったり、自動音声で何かを案内されたり、いきなり切れたり——「これって詐欺?」と不安になった経験がある方も多いはずです。

結構かかってきてビビる

結論から言うと、身に覚えのない国際電話の大半は詐欺の可能性が極めて高いと考えてください。

警察庁の発表によると、令和7年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号だったというデータも出ています。海外の家族や仕事相手と日常的にやり取りしていない方であれば、国際電話番号からの着信は基本的に「無視」が鉄則です。

とはいえ、毎回画面を確認して「これは出ていい番号か?」と判断するのは精神的にも疲れます。

そこでこの記事では、iPhoneの標準機能だけで国際電話や不明な発信者からの着信を自動でブロックする設定方法を、iOS 18の最新画面構成に沿って詳しく解説します。アプリのインストールも追加費用も不要で、5分あれば設定完了します。

※本記事は iOS 18 を基準に解説しています。iOS 17以前をお使いの方は設定経路が若干異なるため、本文中で補足します。


増え続ける国際電話を使った特殊詐欺の現状

警察庁が公表しているデータによると、特殊詐欺に利用される電話番号の多くが、近年「+1(アメリカ)」「+44(イギリス)」「+675(パプアニューギニア)」など、海外発信を装った国際電話番号にシフトしています。犯人は海外のIP電話サービスなどを悪用して、発信元を偽装しているケースが多く、実際の発信地が海外とは限りません。

代表的な手口としては、自動音声で「未払い料金があります」「あなたの口座が不正利用されています」といった不安を煽るメッセージを流し、指定の番号に折り返し電話をかけさせるパターンや、無言電話・ワン切りで折り返しを誘い、高額な国際通話料を発生させるパターンなどが報告されています。

詳しい手口や最新の注意喚起については、警察庁の公式ページに分かりやすくまとまっていますので、一度目を通しておくことをおすすめします。

👉 警察庁「みんなでとめよう!! 国際電話詐欺 #みんとめ」(新しいタブで開きます)

ワイも間違えて一回出たけど、気持ち悪いくらいのゆっっっっくりした機械音声で
「あなたのぎんこうごうざはろっくされています」
みたいに流れてきて怖かった。すぐ切りました。


対策方法は大きく分けて2つ

iPhoneで詐欺電話を防ぐ方法は、大きく分けて以下の2パターンがあります。

パターン①:不明な発信者(連絡先に登録のない番号)からの着信をすべて消音にする
最もシンプルで効果が高い方法。連絡先に登録のない番号からの着信は、すべて自動で消音され留守番電話に送られます。

パターン②:通信事業者と連携した迷惑電話フィルタを有効にする
通信事業者が「迷惑電話」「詐欺」と判定した番号を自動でブロックします。①と組み合わせて使うとさらに効果的です。

なお、「国際電話だけを個別にブロックする」というピンポイント機能はiPhone標準では用意されていません。

海外と日常的にやり取りがない方は、まずパターン①の「不明な発信者を消音」を有効にしておくのが最も実用的です。海外と仕事や家族のやり取りがある方は、相手の番号を連絡先に登録したうえで①を使うか、②を中心に運用するのがおすすめです。


【設定方法①】iOS 18で「不明な発信者を消音」をオンにする手順

iOS 18からは、これまでの「設定 → 電話」という経路が変更され、「設定 → アプリ → 電話」と一段深い場所に移動しています。以下の手順で進めてください。

  1. ホーム画面の「設定」アプリを開く
  2. 下にスクロールして「アプリ」をタップ
  3. アプリ一覧から「電話」をタップ
  4. 「不明な発信者をスクリーニング」までスクロール
  5. 「消音」を選択

これで設定は完了です。設定後は、連絡先に登録されていない番号からの着信は呼び出し音が鳴らず、留守番電話に直接送られます。重要な電話だった場合は、留守番電話や履歴から折り返しできるので安心してください。

iOS 17以前をお使いの方へ
設定経路は「設定 → 電話 → 不明な発信者を消音」です。「アプリ」のステップは不要なので、直接「電話」項目を選んでください。

「消音」以外の選択肢について

iOS 18の「不明な発信者をスクリーニング」には3つの選択肢があります。

「しない」 は従来通り全ての着信音が鳴る設定で、対策なしの状態です。

 「通話の理由を尋ねる」 は、AIが発信者に通話の理由を尋ね、スクリーニングしてくれる機能。仕事で知らない番号からの着信を受ける機会が多い方に向いています。 

「消音」 は、連絡先に登録のない番号からの着信を完全に消音し、留守番電話に送る最も強力な設定です。

詐欺対策を最優先する場合は 「消音」 が最もおすすめですが、配送業者や病院など連絡先に登録していない番号からの電話を逃したくない方は、「通話の理由を尋ねる」 を選んでバランスを取るのも一つの手です。


【設定方法②】通信事業者の迷惑電話フィルタを有効にする

iOS 18には、通信事業者(ドコモ・au・ソフトバンクなど)と連携して、迷惑電話や詐欺電話を自動判定してくれる機能も搭載されています。設定①と併用することで、ブロック精度がさらに上がります。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アプリ」をタップ
  3. 「電話」をタップ
  4. 下にスクロールして「通話フィルタリング」を表示
  5. 「迷惑電話」をタップしてオンにする

この機能をオンにすると、通信事業者が「迷惑電話」または「詐欺」と特定した着信は自動で消音され、留守番電話に送られます。通信事業者のデータベースを活用するため、最新の詐欺電話パターンにも対応しやすいのが強みです。


【設定方法③】不明な発信者の不在着信をリスト分けする

「重要な電話を完全に消音にするのは少し不安」という方には、不明な発信者からの着信を別リストにまとめて表示する機能もあります。これは着信そのものをブロックするわけではありませんが、後から確認するときに「知らない番号からの着信だけまとめて見たい」という管理に便利です。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アプリ」→「電話」をタップ
  3. 「通話フィルタリング」内の「不明な発信者」をオンにする

これで、不明な番号からの不在着信と留守番電話は専用リストに自動分類されます。電話アプリの履歴画面でフィルタボタンをタップすれば、不明な発信者だけを絞り込んで表示できます。


設定後の注意点と運用のコツ

重要な番号は事前に連絡先へ登録しておく
「不明な発信者を消音」をオンにすると、連絡先に登録のない番号は全て消音になります。家族、職場、かかりつけの病院、お子さんの学校、よく使う配送業者など、重要な連絡先は事前に登録しておきましょう。

緊急サービス(110・119)への発信時は自動でオフになる
Appleの仕様により、110番や119番に発信した場合、その後24時間は着信スクリーニングが自動でオフになります。緊急時に折り返しの電話が鳴らない、という心配はありません。

留守番電話の確認を習慣化する
消音になった電話も、留守番電話にメッセージが残れば内容を確認できます。本当に重要な用件であれば相手はメッセージを残すはずなので、1日1回は留守番電話をチェックする習慣をつけておくと安心です。

警察庁推奨アプリの併用も検討する
iPhoneの標準機能では国際電話だけをピンポイントで遮断する機能はありませんが、警察庁が推奨している国際電話ブロック対応アプリを併用することで、さらに精度を高められます。

👉 警察庁推奨アプリ一覧(新しいタブで開きます)


よくある質問

「不明な発信者を消音」をオンにすると、配送業者や病院からの電話も鳴らなくなりますか?

はい、連絡先に登録されていない番号からの着信は全て消音になります。配送業者や病院など、よく利用する連絡先は事前に登録しておくか、「通話の理由を尋ねる」設定に切り替えることでバランスを取ることができます。

消音になった電話は履歴に残りますか?

残ります。電話アプリの「履歴」タブから不在着信として確認でき、相手が留守番電話にメッセージを残していれば内容も確認できます。後から重要な電話だったとわかれば、こちらから折り返すことも可能です。

国際電話だけをピンポイントでブロックする方法はありませんか?

iPhoneの標準機能では、国際電話番号(+から始まる番号)だけを個別に遮断する機能は用意されていません。「不明な発信者を消音」で連絡先未登録の番号をまとめてブロックするか、警察庁推奨の国際電話ブロックアプリを併用するのが現実的な対策となります。

海外旅行中はこの設定で問題ありませんか?

ローミング中(海外で電話を使っている状態)の場合、Appleの仕様により着信スクリーニングは自動的に無効化されます。海外滞在中は通常通り全ての電話が鳴るので、現地での連絡を逃す心配はありません。

うっかり国際電話に出てしまいました。どうすればいいですか?

すぐに電話を切ってください。日本国内で電話を「受けた側」には通話料は発生しないので、料金面での被害は基本的にありません。ただし、相手の指示に従って番号を入力したり、折り返しの電話をかけ直すと高額な国際通話料が発生したり、個人情報を聞き出される恐れがあります。少しでも怪しいと感じたら、警察相談専用電話「#9110」に相談しましょう。

iOS 17以前を使っているのですが、同じ設定はできますか?

はい、機能自体はiOS 17以前にも搭載されています。ただし設定経路が「設定 → 電話 → 不明な発信者を消音」となり、「アプリ」のステップを経由しません。可能であれば最新のiOSへのアップデートをおすすめします。

まとめ

詐欺電話の手口は年々巧妙化しており、もはや「自分は引っかからない」と油断できる時代ではありません。特に国際電話番号を使った特殊詐欺は急増中で、警察庁も繰り返し注意喚起を発信しています。

iPhoneには標準で強力な対策機能が備わっており、設定はわずか数タップで完了します。「不明な発信者を消音」と「迷惑電話フィルタ」の2つをオンにしておくだけで、日々の不要な着信ストレスから解放され、家族や大切な人を守ることにもつながります。

まだ設定していない方は、この記事を読み終わった今すぐ、5分だけ時間を取って設定してみてください。

無駄にドキドキしなくていいように、しっかり対策しておこう!


参考リンク

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