【フリーランス必見】地雷案件、地雷クライアントに気をつけろ

フリーランスとして働いていると、地雷案件や地雷クライアントに遭遇することがあります。

どんなフリーランスでも1度は交通事故的に遭遇してしまうかも知れません。

でもできるだけそういった案件には関わらない方がいいです。

地雷案件を担当することになってしまうと、時間的、体力的、精神的、すべてにおいて消耗し、

報酬をもらったとしても、完全に割に合わなくなるからです。

今回は私の実際の経験も元にしながら、こんなクライアントや案件には気を付けてほしいという特徴をまとめました。

クラウドワークスでの業務や、個人で営業して獲得する業務以外にも、

「知り合いの手伝い」みたいな一見気軽に始めれそうな業務でも全く同じトラブルが発生します。

知り合い=ゆるくできると想像している方もこの記事を読んでお役立てください。

この記事は特に

・これからフリーランスを目指そうとしている方
・フリーランスを始めて間もない方

に、読んで欲しい記事です。

目次

地雷案件に気をつけろ

早速以下から地雷案件、地雷クライアントの特徴を紹介していきます。

今まさにこういった特徴を持つ方と仕事をされる、されようとしている方は十分お気を付けください。

仕事内容が不透明

そもそも仕事の内容や詳細があいまいで、明確に指定されない場合は注意が必要です。

明確な業務内容、業務範囲、期限、方向性を理解することができないと、

後々のトラブルの原因になる可能性が高いです。

具体的な内容を言わずに「仕事できますか?」

だけを聞いてくるクライアントは割といます。

内容が不明瞭なのに

「できますか?」「対応可能ですか?」

などとばかり聞いてくるクライアントは早々に手を引いておきましょう。

また、「初心者だからとにかくイエスと言ってまずは受注しよう」という考えは危険なのでやめましょう。

そのような案件が地雷だったとき、残念ながらあなたに成長はありません

仕事内容が明確にわかる案件、クライアントかどうかよく観察しましょう。

契約してないのに仕事を振ってくる

正式な契約を結んでいない段階で、仕事の依頼や作業を開始するよう要求されることがあります。

例えばライティング業務などで、まだ契約してないのに

「まずは1記事書いてください」と言われたりすることがあります。

そもそも募集要項として

「契約前にテストライティングを1件お願いします」

と書いていれば問題ない場合もあるかと思いますが、

スキル感などを見たいのであればポートフォリオの提示で十分な場合もあります。

何の為に書くのか?を考えて、怪しそうなら一歩引いたほうがいいでしょう。

私ではないですが、実際にこのようなケースで記事を持ち逃げされたライターの方がいます

契約前の業務は非常にリスクが高いので、十分に注意が必要です。

最低限の礼節がない、態度が悪い

現在はオンラインで完結するコミュニケーションも多いでしょう。

クラウドワークス上やメールのほか、slack、ChatWorkなど、メッセージツール等でやり取りする際に、

連絡が雑、既読スルー、見下した発言をする、会話が成り立たないなどの

配慮のないコミュニケーションが見られるクライアントには注意が必要です。

例えば実体験でいうと

記事の草案が完成したので確認お願いします問題なければその旨ご連絡ください。

と連絡しても

ありがとうございます」とだけ言われ日にちが経ち、

これから確認するのか、確認して問題ないのかわからない返事をされたり(結局「問題ない」の意だった)、

業務連絡をしても既読スルーを「了解」の代わりとして使うクライアントもいました。

こういった基本的な連絡すら雑になる方は、他のどんなところでも雑になる可能性が高いです。

特に金銭関係の話になるとハッキリとした会話ができなくなる傾向があります。

お互いにとって超重要な部分で揉めてしまうことがないように気を付けましょう。

自分の都合ばかり押し付けてくる

自分の都合だけを押し付けてくる、自分中心の考えが強いクライアントも避けるべきです。

元々「ゆっくりやってください」と言われていた仕事を、いきなり急かしてくるクライアントや、

自分に必要な情報だけを求めてくる、向こうが気になったら突然「進捗報告してください」と言ってくるなどのほか、

金銭的な面では、業務範囲が話合えていないのに「結局全部でいくらかかるんですか?」と

先に金額だけを知ろうとしてくるクライアントがいます。

何をどこまで、いつまでにするか、どれくらいの工数がかかるか決まってないのに金額だけ教えてくれなんて、

無茶苦茶な話ですよね。こういう顧客はかなりヤバめです。全力回避しましょう。

完全他力本願

「お金を払ってるんだから」と上から目線で何の協力もせずに丸投げで業務を任せてきたり、

「わからないから任せてるんだ」と表向きは知識不足を盾にコミュニケーションを疎かにしたり、

責任を押し付け、協力を一切しないクライアントがいます。

こういったクライアントに真面目に対応してしまうと、

契約金額以上にこちらで企画、提案、資料作成などをする羽目になり、消耗してしまいます。

フリーランスや受注者に配慮する常識あるクライアントかどうか見極めましょう。

こちらの善意を逆手に取る

軽微な修正などで、こちらで善意で無料で対応したりすると、それを良いことに

他の作業の時に「前は無料だった」「なんでこれは有料なんだ」と言い始めるクライアントがいます。

もう少し感謝されてもいいのにな、と感じてしまったり、

これからはちょっとしたことでもいちいち請求した方がいいのかな…と

自分の中に芽生えた優しさを自分で摘み取ってしまいそうな気持ちになります。

優しい人が損をする、そんな世界にならないようにみんなが考えられるようになれたらいいですね。

自分の都合のいいように解釈する

受注したのは「Webサイトの制作」だけなのに、

「ブログ記事もWebサイトの一部だから書いてもらえると思っていた」などと解釈するクライアントが実在しました。

業務範囲を双方で明確にしておく必要は当然両者の責任としてありますが、

こちらからいくら言っても自分なりの解釈を持ってくるクライアントがいます。

説明や認識合わせのために余計なコミュニケーションコストが発生するので、

一緒に仕事はしない方がベターです。可能ならお互いのために事前にきっちり話し合いをしましょう。

法律的な問題が起きそうなことを依頼してくる

「他のサイトから内容をまるまるコピーしてきたらいいじゃないか」といった、

権利関係など、道徳的、法律的に問題がある依頼や発言をするクライアントは避けるべきです。

これはもう言うまでもありません。

控えめに言ってヤバいです。

無限に修正を依頼してくる

ライティング業務やWebサイト制作など業種を問わず、

「完成」と言わず、何度も修正をさせてくるクライアントがいます。

このようなクライアントや案件では以下のようなフレーズで誘います。

「期限なし!ゆったりと進められます」

「初心者歓迎!経験を積める○○」

このようなうたい文句はつまり

「ゴールは決めてないから好きなだけ修正さしてもらうで^-^」

という意味です。何もわからないと騙されそうですが、

こういったケースを避けるためには、まずはこういう怪しい誘いには

乗らないことを心がけ、どうしても引き受けてしまう場合は、

「修正は何回まで無料。〇回目以降は1か所につき○○円」と自分の料金設定を持ち、

前もって提示しておくことが大事です。

依頼側もビジネスマンの端くれ、あの手この手で自分たちの都合のいい様に

私たちを安く買い叩こうとする人たちも、中には存在します。

※全ての依頼者ではありません。

関係ない仕事をついでに依頼してくる

「Webサイトの制作」として受注したはずの仕事が「公式LINEも入れたい。設定方法を調べて教えてくれ」「名刺をつくってくれ」「フリーダイヤルを検討しているがよくわからない」「マニュアルがあると嬉しい」などと関連してるようでしてない仕事をついでに頼んでくる方がいます。

これはおそらく、クラウドワークスなどの仕事というよりは、個人で知り合い経由で行うような、カジュアルな業務で発生しやすいです。

良くも悪くも柔軟で、あれもこれもと出て来がちです。

「知り合いだしな」「まぁこれくらいいいか」と受け続けていると、

トータルで見た時に時給換算で10円以下になったりしますので気を付けてください。

「とにかく会って話したい」という人

「まずは会って信頼できる方か確かめたい」

「直接打ち合わせをしたい」

などと言ってきかない人は避けた方がいいです。

相手の都合を考えられない人ですし、

いざ会ってみれば全然関係のないマルチや宗教に勧誘されることもあります。

オンラインでコミュニケーションは完結できるのに、

オフラインの場で会おうとする人は気を付けましょう。

フリーランスが身を守るためには

以上思いつく限りでざざざっと書いていきました。

上でちょこちょこ書いたりもしましたが、結論は「地雷案件は全力回避しよう」ですが、

回避できるようにフリーランスは自己防衛の策を整えておく必要があります。これは絶対です。

実際の業務よりなにより、契約書や業務範囲の明確化等、自分の身を守る安全策が一番大事です。

実際の業務でトラブった時「クライアントが悪いよね」では済みません。

良し悪しは置いといて、私たちフリーランス側が果たすべき責任や、やっておくべき事もあるのです。

ということで基本的に大事なことを書いていきます。

契約書を用意しておく

自分がフリーランスとして業務を行う際に、明確な契約書を用意することで、

双方の権利義務を明確にすることができ、トラブルを防ぐことができます。

自分なりにでも契約書やそのフォーマットは用意しておくといいでしょう。

知り合いだしカジュアルにそういうのはナシで行こう」はマジでやめといた方がいいですよ

自分の作業の料金表をつくっておく

場合によっては料金表を作成することで、

クライアントとの交渉時に明確な価格を提示することができ、

その後の不必要なトラブルを防ぐことができます。

クライアントにもわかりやすくなるので、あるとかなり仕事がしやすくなるでしょう。

修正回数や、細かい注意点は先に同意をとっておく

修正の範囲や回数、細かい注意点を事前に確認し、同意を得ておくことで、

後々のトラブルを避けることができるので、

可能であれば事前説明や同意事項のようなフォーマットをつくっておき、

仕事が始まる前に双方で合意を取っておくのが良いでしょう。

重要な話は口頭”のみ”でしない

お金の話、業務範囲の話、タスクの期限、何をゴールとするかなどについて、

Zoomや電話、実際に会ってその場だけで決めて終わり。というのはオススメしません

何かトラブルが起きたときに、「証拠」が残らないからです。

口頭で決めた場合も、念のために文章化してメールで共有するなどして、「形」にしておきましょう。

相手との認識合わせ、トラブル時の判断基準にもなり、転ばぬ先の杖となります。

さいごに

フリーランスとして働く際には、多くのリスクが伴います。

しかし、事前の準備やクライアントとの適切なコミュニケーションをとることで、

多くのトラブルを回避することができます。

フリーランスは教科書がありません。

何をどのように気を付けたらいいかを教わる機会は少ないですが、リスクを軽減する方法は確実にあります。

この記事を読んで少しでも参考になったら保存やシェアをしてもらえると嬉しいです。

また、話はちょっと逸れますが、フリーランス仲間をつくっておくというのも、

情報収集や仲間づくりの意味で良いんじゃないかなと思っています。

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