エンジニア同士の会話や技術記事でよく見かける「APIを生やす」という表現。
初学者からすると、
生やす・・・?どういうこと?
と戸惑うかもしれません。
この記事では、「APIを生やす」という言葉の意味や、
関連する概念(REST APIやAPIエンドポイント)を、初心者にもわかりやすく解説します。
そもそもAPIとは何か?という基礎から丁寧に解説するので、学び始めの方にもおすすめの内容です。
そもそもAPIとは?
まずは「API」という言葉そのものの意味から確認しましょう。
APIとは「Application Programming Interface」の略で、
アプリケーション同士が機能やデータをやり取りするための“窓口”のようなものです。
たとえば、
- 天気予報アプリが、気象データを提供する外部サービスと連携する
- Webアプリが、ユーザー情報を取得・更新する機能を提供する
このように、他のアプリケーションと連携できる仕組みがAPIです。
「APIを生やす」ってどんな意味?
「APIを生やす」という言い方は、エンジニアのスラング的な表現で、
新しくAPIを実装する、またはエンドポイントを追加することを意味します。
要するにAPIを作成するってことです。
たとえば
GET /users
POST /users
GET /users/:id
JavaScriptこのようなAPIエンドポイントを追加することを「生やす」と言うのです。
生やす=APIを“生み出す” → システムに追加すること
軽いニュアンスで使われることが多く、
「ちょっとエンドポイント生やしといて」などと気軽に言われることもあります。
APIエンドポイントとは何か?
APIの「エンドポイント」とは、APIの入口となるURLパスのことです。
クライアント(ブラウザやモバイルアプリなど)が、
データを取得・送信するためにアクセスする場所ですね。
例:
GET /posts
→ 投稿一覧を取得POST /posts
→ 新しい投稿を作成PUT /posts/:id
→ 投稿を更新DELETE /posts/:id
→ 投稿を削除
つまり、「APIを生やす」とは、これらのAPIエンドポイントをシステムに追加・定義することを指しています。
REST APIってなに?
「REST API」は、Web開発で最も一般的なAPIの形式です。
REST(Representational State Transfer)は、リソースの操作をHTTPメソッドに沿って行う設計思想です。
REST APIの特徴は以下のような感じ。
- GET:データの取得
- POST:データの新規作成
- PUT / PATCH:データの更新
- DELETE:データの削除
REST APIでは、エンドポイントの構成がわかりやすく、シンプルに保たれるのがメリットです。
「REST APIを生やす」と言えば、こうしたルールに沿ったエンドポイント群を追加する作業を意味します。
まとめ:「APIを生やす」はAPI実装のこと!
今回のまとめです。
- APIとは:アプリ同士がデータや機能をやりとりするための仕組み
- APIを生やすとは:新しいAPIエンドポイントを追加・実装すること
- APIエンドポイントとは:リクエストを送るためのURLのこと
- REST APIとは:HTTPメソッドを使ってリソース操作する一般的なAPI設計
つまり「APIを生やす」とは、
「このアプリに新しいAPIを作って機能を追加するよ!」という作業を、
ちょっと違った表現したものです。
APIの概念を理解すると、Web開発の裏側のつながりがクリアに見えてきます。
今後は「APIを生やす」という会話があっても、きっと戸惑わずに対応できるはずです!
あざした
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