Webサイトを見るのは日常的な行為ですが、「Webサイトはどのようにして表示される?」と聞かれると、
すぐに説明できる人は少ないかもしれません。
この記事では、IPアドレスやドメイン、サーバー、リクエストといった用語を交えながら、
Webサイトの表示の仕組みを初心者にもわかるように丁寧に解説していきます。
おねがいしゃす
Webサイトを見るとき、何が起きているの?
まず、あなたがスマホやパソコンのブラウザで
「https://example.com」
といったURLを入力すると、裏側では次のような一連の処理が始まります。
- ブラウザがドメイン名(example.com)を見て、それに対応するIPアドレスを探す
- 見つけたIPアドレスを使って、目的のサーバーに「リクエスト」を送る
- サーバーはそのリクエストに応じて、HTMLや画像などのデータを返す
- 返されたデータをブラウザが受け取り、Webサイトが表示される
つまり、Webサイトの表示には、
ドメイン → IPアドレス → サーバー → リクエストとレスポンス → 表示という流れがあります。
IPアドレスとドメインの関係とは?
インターネットの世界では、コンピュータやサーバーは
IPアドレス(例:192.0.2.1)という数字の住所を持っています。
でも、いちいち数字で覚えるのは大変ですよね。そこで登場するのが「ドメイン」です。
- ドメイン名:example.com
- IPアドレス:93.184.216.34(※例)
私たちは「example.com」と入力しますが、
裏ではこのドメイン名がDNS(ドメインネームシステム)によってIPアドレスに変換されています。
この仕組みがあるおかげで、人間にも分かりやすいアクセスが可能になるのです。
家の住所を緯度と経度で言われてもわからないから、住所があるのと同じだね!
サーバーってなに?どこにあるの?
サーバーとは、Webサイトのデータを保管し、
リクエストに応じてそのデータを返してくれるコンピュータのことです。
- HTML、CSS、画像などのファイルを格納
- 世界中からのアクセスに対応
- 24時間365日稼働(停止するとWebサイトが表示されない)
サーバーはレンタルサーバー会社が運用していたり、
クラウド(例:AWSやGCP)として提供されていたりします。
つまり、あなたがWebサイトを見るとき、
世界のどこかにあるサーバーにアクセスしているのです。
リクエストとレスポンスってなに?
ブラウザが「このページを表示して」とサーバーに送る要求が「リクエスト」、
それに対してサーバーが「はい、これがページのデータです」と返すのが「レスポンス」です。
たとえば、
あなたが「https://example.com/profile」にアクセスする
- ブラウザがそのページをリクエストする
- サーバーがHTMLやCSSなどのデータをレスポンスとして返す
- ブラウザが受け取ったデータを描画(レンダリング)し、Webページとして表示する
このやり取りが一瞬で行われるのがインターネットのすごいところですね。
余談:アクセス数が多いとどうなる?
アクセスとは、ユーザーがWebサイトに訪れることです。
アクセス数が多いほど、サーバーには多くのリクエストが届きます。
これに対して適切に処理できないと、以下のような問題が発生することもあります。
- ページが重くなる(表示が遅い)
- サーバーがダウンする(Webサイトが見れなくなる)
- エラーが出る(500番台のエラーなど)
こうしたトラブルを避けるために、開発者は
キャッシュやCDN、スケーラブルなサーバー構成などを活用して、負荷に強いサイト作りをしています。
まとめ:Webサイトが表示される仕組みは意外とシンプル
いかがでしたか?
「Webサイトはどのようにして表示される?」という問いには、
以下のような流れで答えられます。
- ドメインからIPアドレスを取得
- サーバーにリクエストを送信
- サーバーがレスポンスを返す
- ブラウザが受け取ってWebサイトを表示
- ユーザーがアクセスできる状態になる
ドメイン、IPアドレス、サーバー、リクエスト、アクセスなどのキーワードをしっかり理解することで、
Webの仕組みがクリアに見えてきます。
初心者の方も、まずはこの流れをおさえることから始めてみましょう!
あざした