フレームレートとは?24fps・30fps・60fpsの違いと用途別の選び方を解説

動画編集を始めると、必ず出会う言葉のひとつが「フレームレート」です。撮影の設定画面でも、編集ソフトの書き出し画面でも、「24fps」「30fps」「60fps」といった数字が並んでいて、「どれを選べばいいの?」と戸惑った経験はありませんか?

フレームレートは、動画の見え方や雰囲気を大きく左右する、とても大切な要素です。ここを理解しておくと、撮影や編集の判断が一段とスムーズになりますよ。

この記事では、フレームレートの基本から、24fps・30fps・60fps・120fpsそれぞれの特徴、用途別のおすすめ設定まで、動画編集初心者の方にもわかりやすくお伝えしていきます。読み終わるころには、自信を持ってフレームレートを選べるようになっているはずです。

ぶっちゃけよくわかってないので、おねしゃす

目次

フレームレートとは?まずは基本のキから

フレームレート(Frame Rate)とは、 1秒間に何枚の静止画(フレーム)を表示するかを示す数値 のことです。単位は「fps(frames per second=フレーム毎秒)」で表されます。

たとえば「30fps」というのは、1秒間に30枚の静止画を切り替えて表示している、という意味です。動画は実は静止画の連続でできていて、それを高速でパラパラめくることで、わたしたちの目には「動いている」ように見えているんですね。

子どものころに作ったパラパラ漫画を思い出してみてください。ページをめくる速さ(1秒間に何枚めくるか)が早いほど、動きがなめらかに見えますよね。動画のフレームレートも、まさに同じ仕組みです。

そして、 フレームレートが高いほど映像はなめらかになり、低いほどカクカクして見える という基本ルールがあります。とはいえ「高ければ高いほどいい」というわけでもないのが、フレームレートの面白いところなんですよ。

主なフレームレートの種類と特徴

ここからは、代表的なフレームレートの特徴を見ていきましょう。

24fps は、映画で使われる伝統的なフレームレートです。1920年代から映画業界の標準となっていて、 「シネマティック」「映画っぽい」と表現される独特の雰囲気 を生み出します。少しだけカクッとした動きが、逆に味わいや非日常感を演出してくれるんですね。映画館で観る作品はほぼすべてこの24fpsで作られています。

30fps(正確には29.97fps) は、テレビ放送やネット動画で広く使われている標準的なフレームレートです。日本の地上デジタル放送もこの30fpsベースで作られています。なめらかさと自然さのバランスが良く、ほとんどの一般的な動画コンテンツに適しています。「とりあえず30fps」と覚えておけば、大きく外すことはありません。

60fps は、ゲーム実況、スポーツ中継、アクション系の映像など、 動きの速いシーンをなめらかに見せたいとき に使われます。30fpsの倍の情報量があるので、激しいカメラワークでもクッキリと見えます。最近のYouTubeでも、ゲーム配信やVlogで60fpsを採用するクリエイターが増えています。

120fps・240fpsなどの高フレームレート は、主にスローモーション映像を作るために使われます。高速で撮影しておいて、再生速度を落とすことで、なめらかで美しいスローモーションが完成するんです。スポーツのスーパープレイ集や、CMの印象的なカットでよく見かけますよね。

50fps・25fps という数字を目にすることもあります。これはヨーロッパなどで使われている放送規格(PAL方式)に由来するもので、日本では基本的に使うことはありません。海外向けの動画を作る場合だけ覚えておけば大丈夫です。

用途別・おすすめのフレームレート

「結局、自分はどれを選べばいいの?」という疑問にお答えするため、用途別のおすすめをまとめておきますね。

映画やシネマティックなVlog を作りたいなら、迷わず24fpsです。あの独特の映画感は、24fpsでないと出せません。ストーリー性のある作品や、雰囲気を重視したいときにぴったりです。

YouTubeの一般的な動画・解説動画・インタビュー などは、30fpsがおすすめ。視聴者にとっても見慣れた自然な動きで、編集の負担も比較的少なくて済みます。

ゲーム実況・スポーツ・アクション系・Vlog など、動きの速さや臨場感を伝えたい動画は60fpsが向いています。視聴者の目にも気持ちよく映るので、エンタメ性の高いコンテンツとは相性抜群です。

スローモーション演出を入れたい場合 は、撮影時に120fps以上で撮っておくのがおすすめ。あとから編集ソフトで再生速度を落とせば、なめらかで美しいスローモーションが作れます。たとえば120fpsで撮った映像を30fpsで再生すれば、4分の1のスピードでぬるぬる動くスローモーション映像になりますよ。

TikTokやInstagramリールなどのショート動画 は、30fpsか60fpsが基本。スマホでサクッと見られることを前提に、自然な動きで仕上げましょう。

フレームレートを選ぶときの注意点

フレームレートを選ぶときには、いくつか気をつけたいポイントがあります。

ひとつ目は、 撮影と編集・書き出しのフレームレートをそろえる こと。たとえば30fpsで撮影した素材を60fpsの設定で書き出すと、思った通りのなめらかさにならなかったり、不自然な動きになったりすることがあります。基本的には「撮影時のfpsと書き出し時のfpsを合わせる」と覚えておきましょう。

ふたつ目は、 フレームレートが高いほどファイルサイズが大きくなる こと。60fpsは30fpsの2倍、120fpsは4倍のデータ量になります。長時間の動画を高フレームレートで撮影すると、SDカードやストレージがあっという間に埋まってしまうので注意が必要です。

3つ目は、 編集や書き出しに時間がかかるようになる こと。フレーム数が多いほど、パソコンの処理負荷も大きくなります。60fpsや120fpsの素材をたくさん扱うなら、それなりにスペックの高いパソコンを用意しておくと作業が快適です。

4つ目は、 シャッタースピードとの関係 です。これは少し上級者向けの話ですが、自然な動きの映像を撮るには「シャッタースピード=フレームレートの2倍の分母」が目安とされています。24fpsなら1/50秒、30fpsなら1/60秒、60fpsなら1/125秒、というのが基本ルールです。撮影に慣れてきたら、ぜひ意識してみてください。

フレームレートとほかの要素の関係

フレームレートは、動画の品質を決める要素のひとつにすぎません。実は、解像度・ビットレート・フレームレートの3つがそろって、動画の見え方が決まるんです。

解像度 は、画面のピクセル数(フルHD、4Kなど)で、画面の細かさに影響します。

ビットレート は、1秒あたりのデータ量で、画質のクッキリ度に影響します。

フレームレート は、1秒あたりのコマ数で、動きのなめらかさに影響します。

この3つは、いわば動画品質の三本柱。どれかひとつだけを上げても、ほかが追いついていないと十分な画質にはなりません。たとえば4Kで60fpsの動画を作るなら、ビットレートも相応に高く設定する必要があります。

YouTubeの推奨設定を例にすると、フルHD30fpsで8Mbps、フルHD60fpsで12Mbps、4K30fpsで35〜45Mbps、4K60fpsで53〜68Mbpsが目安となっています。フレームレートを上げるなら、ビットレートも一緒に見直すクセをつけておきましょう。

フレームレートに関するよくある質問

最後に、初心者の方からよく聞かれる質問にお答えしていきますね。

24fpsと30fpsって、見た目でわかるくらい違うの?

慣れるとはっきりわかります。24fpsは少しカクッとした映画らしい動き、30fpsはなめらかで自然な動きという違いがあります。並べて見比べると、雰囲気の差が一目瞭然ですよ。iPhoneでも24fpsモードが選べるので、是非使ってみてください。

60fpsで撮影しておけば、あとからどうにでもなる?

ある程度は柔軟に対応できます。60fpsで撮っておけば、30fpsに変換するのも簡単ですし、軽くスローモーションにすることも可能です。ただし、ファイルサイズが大きくなる点には注意してくださいね。

スマホでも高フレームレート撮影はできる?

最近のスマホは優秀で、iPhoneやAndroidの上位機種なら4K60fpsや120fpsのスローモーション撮影に対応しています。設定アプリやカメラアプリの「ビデオ」項目から変更できますよ。

フレームレートを途中で変えると、どうなる?

動きがガクッとしたり、不自然な見た目になったりすることがあります。基本的には1本の動画内ではフレームレートを統一するのが安全です。

まとめ

今回は「フレームレート」について、基本から実践的な使い分けまでお伝えしてきました。

フレームレートとは、1秒間に表示する静止画の枚数のこと。24fpsは映画らしい雰囲気、30fpsは自然な標準、60fpsはなめらかで臨場感のある動き、120fps以上はスローモーション用、というのが基本の使い分けでした。

撮影と書き出しのfpsをそろえることや、フレームレートが上がるとファイルサイズも処理負荷も上がること、解像度・ビットレートとのバランスを意識することなど、実務で役立つポイントもしっかり押さえておきましょう。

フレームレートは、動画作品の印象を決める大きな要素のひとつです。同じ被写体を撮っても、選ぶfpsによってまったく違う雰囲気の作品に仕上がります。ぜひいろいろな設定を試してみて、自分の作品にいちばん合うフレームレートを見つけてみてくださいね。あなたの動画制作がもっと楽しくなることを願っています!

ワイの人生も24fpsにしたら映画みたいにならんかな。ならんか。

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