Web開発において、「どのフレームワークを学ぶべきか?」は多くの人が直面する悩みの一つですよね。
最近では、ReactをベースにしたNext.jsが注目を集めています。
Next.jsは、静的サイト生成(SSG)やサーバーサイドレンダリング(SSR)といった
高度な機能を手軽に実現できるフレームワークで、
パフォーマンスに優れたWebアプリケーションを構築するのに最適です。
しかし、Next.jsの学習を始めようと思っても、
「どこから手をつければ良いのか」「どれくらい時間がかかるのか」
といった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Next.jsの学習にかかるコストや効率的な学習方法を丁寧に解説し、
ステップごとに学習方法を紹介していきます。一緒に、着実にスキルを積み上げていきましょう。
Next.jsを学ぶ前に必要な基礎知識
まず、Next.jsを学ぶ前に、しっかり押さえておくべき前提知識があります。
これを無視してしまうと、学習の際に壁にぶつかってしまうかもしれません。
JavaScript(JS)の基礎
Next.jsを学ぶ前に必ずJavaScriptの基礎は理解しておきましょう。
JavaScriptはWeb開発の基礎言語であり、Next.jsのコンポーネントやルーティング機能を理解するためには、
最低限のJavaScriptの基礎が不可欠です。たとえば、以下のような内容に精通していると良いでしょう。
- 変数、関数、配列、オブジェクト
- 非同期処理(PromiseやAsync/Await)
- DOM操作やイベントハンドリング
JavaScriptを初めて触る方には、まずこの基礎をしっかり学び、
実際に小さなアプリケーションを作ってみることをおすすめします。
Reactの基礎
つぎに、Next.jsはReactをベースにしているため、Reactの理解が重要です。
Reactの主な特徴であるコンポーネントベースのアーキテクチャや、状態管理の方法(State, Props)、
ライフサイクルメソッドなどは、Next.jsでの開発にそのまま活かされます。
特に、次のポイントはしっかり押さえておきましょう。
- JSX(JavaScript XML)
- 関数コンポーネントとクラスコンポーネントの違い
- useState、useEffectといったReactフック
- コンポーネントの再利用性やpropsの渡し方
Reactを学んだことがない方や、まだ自信がない方は、
Reactの公式チュートリアルや入門書を一度読んでからNext.jsに進むことをお勧めします。
Next.jsの学習にかかる時間
勉強するのにどれくらい時間かかるの?
学習コストや時間は人それぞれですが、JavaScriptとReactの基礎がしっかり身についていれば、
Next.jsの学習にかかる時間は比較的短くて済むでしょう。
初めて学ぶ人でも、1〜3ヶ月程度あればNext.jsを使って小さなWebサイトを構築できるようになります。
学習の進み具合は個人差がありますが、以下のようなペースが一般的です。
- 1〜2週間で公式ドキュメントやチュートリアルを理解する
- 1ヶ月で小さなアプリケーションを作成する
- 2〜3ヶ月で実務で使えるレベルに到達する
とはいえ人によって使える時間も限られているはず。
長くかかってしまうからダメとかはないので、焦らず、自分のペースで進めることが大切です。
公式サイトとチュートリアルの活用
Next.jsの公式サイトは非常にわかりやすく、学習に最適なリソースです。
公式のチュートリアルは、Next.jsの基礎的な機能をステップごとに解説してくれるので、迷わず進められます。
Learn Next.js | Next.js by Vercel – The React Framework
公式サイトのポイント
Getting Startedセクションでは、
Next.jsのインストールから基本的なプロジェクト構成まで、わかりやすく説明されています。
APIリファレンスでは、
Next.jsのさまざまな機能やフックについて詳細に記載されています。
最初は難しいかもしれませんが、公式ドキュメントを読み込むことで、次第に理解が深まっていきます。
チュートリアルの実践
公式サイトには、ブログアプリを作成するチュートリアルがあります。
これは初心者にとっても非常にわかりやすく、
Next.jsの基本的な機能(動的ルーティング、SSR、SSGなど)を学ぶのに最適です。
まずはこのチュートリアルを通して、Next.jsでの開発の流れを体験してみましょう。
おすすめ書籍
Next.jsの公式ドキュメントだけでなく、書籍を併用することで、より体系的に学べます。
いくつかのおすすめ書籍を紹介します。
動かして学ぶ!Next.js/React開発入門
実践Next.js —— App Routerで進化するWebアプリ開発 エンジニア選書
QiitaやZennの活用
日本語で情報を得たい場合、QiitaやZennは非常に役立ちます。
これらのサイトでは、実際にNext.jsを使って開発をしているエンジニアが自分の経験をシェアしています。
- Qiita
さまざまなエンジニアがNext.jsに関する記事を書いているため、実践的な解説や具体的な実装例を見つけやすいです。
- Zenn
ZennでもNext.jsに関する多くの記事が投稿されており、公式ドキュメントでは触れられていないような実践的なノウハウが学べます。
他の人の経験を参考にすることで、自分の学習を加速させることができます。
メンターサービスやプログラミングスクールの活用
Next.jsの学習に行き詰まったり、もっと効率よく学びたいと感じた場合は、MENTAなどのメンターサービスやプログラミングスクールの活用も検討してみてください。
- MENTA
個別にエンジニアのメンターを見つけることができ、プロのアドバイスを受けながらNext.jsを学ぶことができます。
自分のペースで学びたい方には最適な選択肢です。
- プログラミングスクール
Next.jsを体系的に学ぶためのカリキュラムを提供しているスクールもあります。
特に、短期間で集中して学びたい方におすすめです。
スクールやメンターのサポートを受けることで、効率よく学習を進めることができ、学習の負担を軽減できます。
【CodeCamp】無料カウンセリング受付中最後に
Next.jsの学習は、初めは少し難しく感じるかもしれませんが、
Reactの基礎を押さえた上で学び進めていけば、次第にその便利さや強力さを実感できるでしょう。
この記事で紹介した方法を参考に、まずは小さなプロジェクトを作ってみて、
楽しみながらNext.jsの力を実感してみてください。
焦らず、自分のペースで進めることが大切です。
たとえ壁にぶつかっても、共感してくれる仲間やメンターがいれば乗り越えられますよ。