インクリメント・デクリメントとは?

インクリメントってなんすか?

という方に向けてインクリメントと、その反対のデクリメントについて解説していきます。

※この記事ではJavaScriptを使って解説しています。

目次

インクリメントとは

インクリメントとは、変数の値を1だけ増加させる操作のことを言います。

単純な操作ですが、特にループやカウンタ変数の管理において頻繁に使われます。

よく見るのはfor文ではないでしょうか?以下のような処理の中の「i++」がまさにインクリメントです。

for (let i = 0; i < 10; i++) {
    console.log(i);
}

インクリメント演算子

JavaScriptでは、インクリメント演算子には主に2つの形式があります。

  1. 前置インクリメント (++i):この演算子は変数の値を1増やした後にその値を返します。
  2. 後置インクリメント (i++):この演算子は変数の値を返した後にその値を1増やします。

前述のfor文のサンプルコードでは、「i++」が使われていたので、あれは後置インクリメントです。

正直よく見るのは後置インクリメントじゃないかな、と思います。

インクリメントのサンプルコード

すでにfor文でサンプルも示しましたが、一応もうひとつ。

以下の例では、count変数がどのようにして1ずつ増加するかを示しています。

let count = 0;

// 後置インクリメントを使用
console.log(count++);  // 0を出力し、その後でcountを1増やす

count++として、countのあとに++を持ってきているのでまず0を出力して、その後countが足されています。

let count = 0;

// 前置インクリメントを使用
console.log(++count);  // countを1増やし、その新しい値を出力する

++countとすれば、先に1足してから新しい値を出力します。

インクリメントの反対はデクリメント

インクリメントの反対に、デクリメントというものがあります。

デクリメントはインクリメントの逆で、変数の値を1だけ減少させる操作で、++を–に変えるだけです

同じように前置(--i)と後置(i--)の形式が存在します。

カウンターを使ったループ制御や、特定の条件下での値の増減処理などでよく使うので覚えておきましょう。

インクリメントは1増やす操作のこと、デクリメントは1減らす操作のことね

参考になれば幸いです。

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