そのパスワード、使い回してない?安全な管理方法と作り方の基本

あなたは今、いくつのサービスに同じパスワードを使っていますか。

「覚えるのが大変だから、つい同じものを使い回してしまう」という人は、とても多いです。

ですが、その使い回しこそがアカウント乗っ取り被害の最大の入り口になっています。

実は、パスワードの「正しい守り方」は、数年前の常識から大きく変わっています。

この記事では、安全なパスワードの作り方と管理方法の基本を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

ワイほぼ同じやつ…そんなにアカンことなん?

目次

この記事の対象読者

  • 複数のサービスで同じパスワードを使い回している
  • 安全なパスワードの作り方がよく分からない方
  • たくさんのパスワードを覚えられず困っている方
  • 「定期的に変えたほうがいいの?」と迷っている方

パスワード管理でやりがちな3つのNG

まずは、多くの人がやってしまいがちな「危ない習慣」から見ていきましょう。

NG①:複数サービスでの使い回し

最も危険なのが、同じパスワードの使い回しです。

どこか1つのサービスからパスワードが漏れると、同じ組み合わせで他のサービスも次々に破られてしまうからです。

これは「パスワードリスト攻撃」と呼ばれ、乗っ取りの典型的な手口になっています。

NG②:単純すぎる・推測されやすい

「password」「123456」や、名前・誕生日・電話番号などは簡単に破られます。

短くて単純なパスワードは、機械的な総当たりであっという間に解読されてしまいます。

NG③:無理な定期変更でパターン化

「3か月ごとに変更」といったルールを自分に課している人もいるかもしれません。

ですが無理に定期変更をすると、「Password1→Password2」のように予測しやすいパターンになりがちで、かえって危険です。

そのため近年は、漏えいの兆候がない限り定期変更は不要、というのが新しい考え方になっています。

えっ、定期的に変えなアカンって思い込んでたわ。そうなんや…

【新常識】安全なパスワードの3原則

では、どう作れば安全なのでしょうか。

押さえるべきは、次の3原則です。

原則①:複雑さより「長さ」を重視する

記号や大文字を無理に混ぜるより、まずは文字数を長くするほうが効果的です。

短く複雑な文字列より、長いパスワードのほうが総当たりに強くなります。

覚えやすさを両立するなら、意味のない単語をいくつかつなげた「パスフレーズ」もおすすめです。

原則②:サービスごとに「固有」にする

パスワードは、サービスごとに違うものを使うのが鉄則です。

こうしておけば、どこか1つが漏れても被害をそのサービスだけに封じ込められます

原則③:とにかく「使い回さない」

長くて固有でも、複数サービスで同じにしていたら意味がありません。

「長さ」「固有」「使い回さない」の3つがそろって、はじめて安全といえます。

ぜんぶ長くて別々…って、そんなん覚えられへんやん!どうしたらええの?

「覚えられない問題」はパスワードマネージャーで解決

ねこの言うとおり、長くて固有のパスワードを何十個も覚えるのは現実的ではありません。

そこで役立つのがパスワードマネージャーです。

これは、複雑なパスワードを自動で生成し、暗号化して安全に保管してくれるツールです。

あなたが覚えるのは、そのツールを開くための「マスターパスワード」1つだけで済みます。

ブラウザやスマホに標準で備わっているものもあり、ログイン時に自動入力してくれるので手間もかかりません。

ただし、マスターパスワードだけは特に長く・固有にし、絶対に他人に知られないよう管理してください。

パスワード+αでさらに守る

強いパスワードにしても、万が一漏れる可能性はゼロにはできません。

そこで、パスワードにもう一段の守りを足しておくと安心です。

二段階認証(多要素認証)をオンにする

二段階認証とは、パスワードに加えてスマホアプリのコードや生体認証などで本人確認をする仕組みです。

これを有効にしておけば、たとえパスワードが漏れても、それだけでは不正ログインされにくくなります。

「パスキー」への移行も進んでいる

最近は、パスワードそのものを使わない「パスキー」という仕組みも広がりつつあります。

指紋や顔認証などで安全にログインでき、偽サイトに情報を抜き取られにくいのが特長です。

対応しているサービスなら、積極的にパスキーを設定していくのがこれからの安全策です。

今日からできるパスワード見直しステップ

最後に、今日から始められる手順をまとめておきます。

  1. メール・ネット銀行・SNSなど重要なサービスから優先して見直す
  2. 使い回しているパスワードを、サービスごとに固有のものへ変更する
  3. パスワードマネージャーを導入し、以後は自動生成に任せる
  4. 重要なサービスは二段階認証をオンにする
  5. 対応していればパスキーを設定する

すべてを一度にやる必要はありません。

まずはいちばん大事なアカウント1つから始めてみましょう。

まとめ

パスワード管理の新常識は、「長く・固有に・使い回さない」の3つに集約されます。

覚えられない問題はパスワードマネージャーに任せ、重要なサービスには二段階認証やパスキーを足す。

これだけで、あなたのアカウントは見違えるほど守られます。

まずは一番大事なメールから直してみるわ。これなら今日からできそうやね!

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