「Shopify(ショッピファイ)」という名前を、ネットショップや副業の話題で見かけたことはありませんか?
名前は知っていても、「結局なにができるの?」「お金はいくらかかるの?」と聞かれると、うまく答えられない人も多いはずです。
ネットショップやってみたいんやけど、Shopifyってよう聞くわりに、何者なんかよくわからんのよね。
この記事では、Shopifyの基本から、できること・料金・メリットとデメリット、BASEやWordPressとの違いまでを初心者向けに整理して解説します。
読み終わるころには、Shopifyが自分に合っているかどうかを判断できる状態になっているはずです。
こんな人におすすめ
「Shopifyという名前は聞くけど、中身はよく知らない」
「ネットショップを始めたいけど、どのサービスを使うか迷っている」
「副業でグッズやハンドメイド作品を売ってみたい」
「BASEやWordPressとの違いを知りたい」
Shopifyとは?ひとことで言うと「ネットショップを作って運営できるサービス」
Shopifyとは、専門知識がなくてもネットショップ(ECサイト)を開設・運営できる、月額制のECプラットフォームです。
サーバーの準備やプログラミングをしなくても、管理画面から商品を登録するだけで、自分だけのオンラインストアを持つことができます。
個人の小さなお店から大企業のブランドサイトまで、世界中で幅広く使われているのが特徴です。
Shopifyの基本情報
Shopify公式ブログで公開されている基本情報を、表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Shopify(ショッピファイ) |
| 創業 | 2006年 |
| 本社 | カナダ |
| 日本での展開 | 2017年から |
| 利用されている国 | 175か国以上 |
| 開設されたショップ数 | 数百万を超える |
| 追加できるアプリ | 8,000種以上 |
出典:Shopify公式ブログ「Shopifyとは?」の記載をもとに作成
「ECプラットフォーム」「月額制」ってどういう意味?
「EC」とは「Electronic Commerce(電子商取引)」の略で、インターネット上でモノやサービスを売り買いすることを指します。
ECプラットフォームとは、そのネット販売に必要な機能を、ひとまとめにして提供してくれる「土台」のようなものです。
たとえるなら、Shopifyは「内装・レジ・倉庫管理つきのテナントを月額で借りる」イメージに近いです。
建物(サーバー)を自分で建てる必要はなく、家賃(月額料金)を払えば、すぐにお店を開けるというわけですね。
なるほど、自分でビル建てんでも、家賃払えばお店出せるってことなんや。
Shopifyでできること
Shopifyには、ネットショップの運営に必要な機能がひととおりそろっています。
ここでは、初心者がまず知っておきたい主な機能を5つ紹介します。
① テーマを選んでストアのデザインを作れる
Shopifyでは「テーマ」と呼ばれるデザインのテンプレートを選ぶだけで、見た目の整ったストアを作れます。
テーマには無料のものと有料のものがあり、ロゴや色、画像を差し替えるだけでも自分らしいお店に仕上げられます。
さらに細かくカスタマイズしたい場合は、Shopify独自のテンプレート言語「Liquid」やHTML・CSSを編集することも可能です。
② 商品・在庫・注文をまとめて管理できる
商品の登録や在庫数の管理、注文の確認・発送処理などは、すべて1つの管理画面で行えます。
売上や訪問者数を確認できる分析・レポート機能もあるので、「何がどれくらい売れているか」をデータで把握できます。
③ 公式の決済サービス「Shopifyペイメント」が使える
Shopifyには「Shopifyペイメント」という公式の決済サービスが用意されています。
Visa・Mastercard・JCB・American Expressといったクレジットカードのほか、Apple Pay・Google Pay・Amazon Pay・Shop Pay・PayPalなどの電子決済にも対応しています。
自分で決済会社と個別に契約しなくても、ストア開設と同時にカード決済を導入しやすいのは大きな魅力です。
④ アプリを追加して機能を拡張できる
Shopifyの大きな特徴が、スマホにアプリを入れる感覚で機能を追加できる「Shopify App Store」です。
公式ブログによると、アプリは8,000種以上あり、レビュー機能・定期購入・予約販売・配送設定など、必要な機能をあとから足していけます。
最初はシンプルに始めて、お店の成長に合わせて機能を増やせるのがうれしいポイントです。
⑤ 海外販売や実店舗(POS)にも対応できる
Shopifyはもともと海外発のサービスなので、多言語・多通貨での販売など、越境ECに対応する機能が用意されています。
また、「Shopify POS」を使えば、実店舗やイベント出店での売上もネットショップと一緒に管理できます。
ネットだけやなくて、イベントの物販までまとめて管理できるんや。けっこう何でもできるんやね。
Shopifyの料金・手数料
Shopifyを使うときにかかる費用は、大きく分けて「月額のプラン料金」と「売れたときにかかる手数料」の2つです。
以下の金額は、2026年9月時点でShopify公式の料金ページに表示されている価格です。
料金や手数料は改定されることがあるため、申し込み前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
月額プランの料金
| プラン | 年払い(月あたり) | 月払い |
|---|---|---|
| Basic | 3,650円 | 4,850円 |
| Grow | 10,100円 | 13,500円 |
| Advanced | 44,000円 | 58,500円 |
| Plus | 368,000円〜(年払いの選択肢なし) | |
出典:Shopify公式「料金プラン」ページ(2026年9月時点の表示価格)
個人や小規模で始めるなら、まずはいちばん安い「Basic」プランから検討するのが一般的です。
年払いを選ぶと、月払いよりも1か月あたりの料金が安くなります。
決済手数料と取引手数料
商品が売れると、Shopifyペイメント経由の決済に対して「決済手数料」がかかります。
| プラン | 国内カード・JCB | Amex・海外カード | 外部決済利用時の取引手数料 |
|---|---|---|---|
| Basic | 3.55% | 3.9% | 2% |
| Grow | 3.4% | 3.85% | 1% |
| Advanced | 3.25% | 3.8% | 0.6% |
| Plus | 2.9% | 3.75% | 0.2% |
出典:Shopify公式「料金プラン」ページ、Shopify公式ブログ「Shopify ペイメントとは?」
注意したいのが、一番右の「取引手数料」です。
これはShopifyペイメント以外の外部決済サービスを使ったときに、決済手数料とは別に上乗せされる手数料です。
Shopifyペイメントを使えばこの取引手数料はかからないため、特別な理由がなければShopifyペイメントを使うのが基本になります。
無料体験はある?
2026年9月時点の公式料金ページでは、「3日間無料でお試しください。その後3か月間は、月額150円でご利用いただけます。」と案内されています。
本格的に始める前に、管理画面の操作感やテーマの雰囲気を低コストで試せるのはありがたいですね。
ただし、キャンペーン内容は時期によって変わる可能性があるため、登録前に公式サイトで最新の条件を確認しましょう。
まずはお試し期間で触ってみて、合うかどうか決めたらええんやね。
Shopifyのメリット
サーバー管理やセキュリティ対策を任せられる
Shopifyはサーバーの用意やシステムのアップデートをShopify側が行ってくれます。
自分でサーバーを契約してソフトを入れる方式に比べて、運営者は商品づくりや集客に集中しやすいのがメリットです。
デザインの自由度が高く「ブランド」を作りやすい
テーマやカスタマイズの選択肢が多いため、ほかのショップと差別化した、オリジナリティのあるストアを作りやすいです。
独自ドメインも設定できるので、「自分のブランドのお店」として育てていきたい人に向いています。
アプリでお店の成長に合わせて機能を足せる
先ほど紹介したとおり、Shopifyにはアプリが豊富にあります。
小さく始めて、売上が伸びてきたら定期購入やレビュー機能を追加する、といった段階的な拡張がしやすいのが強みです。
海外向けの販売にも挑戦しやすい
175か国以上で使われているサービスなので、多言語・多通貨対応など海外販売のための仕組みが整っています。
将来的に海外のお客さんにも売ってみたい人にとっては、有力な選択肢になります。
Shopifyのデメリット・注意点
売上がなくても月額料金がかかる
Shopifyは月額制なので、商品が1つも売れなかった月でもプラン料金が発生します。
「とりあえず出品だけしておきたい」という段階では、固定費が負担に感じる可能性があります。
有料アプリを入れすぎると費用がふくらむ
アプリの中には、月額料金がかかる有料アプリも多くあります。
便利だからと次々に追加していくと、気づいたときにはプラン料金よりアプリ代のほうが高い、ということにもなりかねません。
アプリは「本当に必要なものだけ」を選ぶ意識を持っておきましょう。
アプリによっては英語の情報しかないことも
Shopifyの管理画面は日本語に対応していますが、海外製のアプリの中には説明や設定画面が英語のものもあります。
英語に苦手意識がある人は、日本語対応のアプリを優先して選ぶと安心です。
集客は基本的に自分で行う必要がある
Shopifyで作るのは、あくまで「自分のお店」です。
ショッピングモールのように、出店するだけで自然とお客さんが集まる仕組みではないため、SNSや広告、ブログなどで自分から集客する必要があります。
お店作っただけやと、お客さん来てくれへんのか。そこは覚悟しとかなあかんね。
BASE・WordPress(WooCommerce)との違い
ネットショップを始める方法は、Shopify以外にもいくつかあります。
ここでは、比較されることが多い「BASE」と「WordPress+WooCommerce」との違いを整理します。
| 比較項目 | Shopify | BASE(スタンダードプラン) | WordPress+WooCommerce |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | Basicで年払い3,650円/月〜 | 0円 | WooCommerce自体は無料(サーバー・ドメイン代は別途) |
| 売れたときの手数料 | 決済手数料3.55%〜(Basic・国内カード) | 決済手数料3.6%+40円+サービス手数料3% | 利用する決済サービスによる |
| 始めやすさ | 比較的かんたん | とてもかんたん | サーバー・WordPressの知識が必要 |
| 拡張性・自由度 | 高い(アプリ・テーマが豊富) | シンプル | 非常に高い(自分で管理) |
| サーバー管理 | 不要 | 不要 | 自分で行う |
出典:Shopify公式「料金プラン」ページ、BASE公式「料金プラン」ページ(2026年9月時点)
BASEとの違い
BASEのスタンダードプランは月額0円で始められるため、「売れるかわからないけど、まず出品してみたい」段階ではBASEのほうが気軽です。
一方で、売れるたびにかかる手数料はBASEのほうが高めなので、売上が増えてくるとShopifyのほうがトータルの費用を抑えられるケースもあります。
デザインや機能の拡張性を重視するならShopify、手軽さを重視するならBASE、と考えるとわかりやすいです。
WordPress(WooCommerce)との違い
WooCommerceは、WordPressにネットショップ機能を追加するプラグインです。
自由度はとても高いものの、サーバーの契約やWordPressのインストール、セキュリティ対策やアップデートなどを自分で管理する必要があります。
すでにWordPressでブログを運営していて、そこに販売機能を足したい人には相性がよい選択肢です。
反対に、システムの管理に時間をかけたくない人にはShopifyのほうが向いています。
Shopifyが向いている人・向いていない人
ここまでの内容をふまえて、Shopifyが向いている人と、ほかのサービスを検討したほうがよい人をまとめます。
Shopifyが向いている人
「自分のブランドとして、長く育てていくお店を作りたい」
「デザインや機能にこだわりたい」
「将来的に海外販売にも挑戦したい」
「ある程度の売上を見込んで本格的に運営したい」
ほかのサービスも検討したい人
「月額の固定費はできるだけゼロにしたい」→ BASEなど
「すでにWordPressサイトを持っている」→ WooCommerceなど
「まずは数点だけ試しに売ってみたい」→ BASEなど
どのサービスが正解かは、お店の目的や規模によって変わります。
迷ったときは、無料体験やお試し期間を使って、実際に管理画面を触って比べてみるのがおすすめです。
まとめ
Shopifyは、専門知識がなくてもネットショップを開設・運営できる、月額制のECプラットフォームです。
テーマやアプリによる拡張性の高さ、海外販売への対応などが強みで、「自分のブランドのお店を本格的に育てたい人」に向いたサービスと言えます。
一方で、売上がなくても月額料金がかかる点や、集客は自分で行う必要がある点には注意が必要です。
BASEやWordPressとの違いも理解したうえで、自分の目的に合ったサービスを選んでみてください。
Shopifyが何者か、やっとわかったわ。まずはお試しで触ってみよかな。
よくある質問(FAQ)
- Shopifyは無料で使えますか?
-
ずっと無料で使えるプランはありません。2026年9月時点では、3日間の無料体験のあと、3か月間は月額150円で使えるキャンペーンが案内されています。最新の条件は公式サイトで確認してください。
- 個人でもShopifyを使えますか?
-
はい、法人でなくても個人で利用できます。副業やハンドメイド作品の販売などで、個人がShopifyでストアを開設するケースも多くあります。
- プログラミングの知識は必要ですか?
-
基本的な開設・運営にプログラミングの知識は必要ありません。テーマを選んで管理画面から設定するだけでストアを作れます。より細かくデザインを調整したい場合は、LiquidやHTML・CSSの知識があると便利です。
- 独自ドメインは使えますか?
-
使えます。Shopifyで新しくドメインを取得することも、すでに持っているドメインを接続することもできます。
- BASEからShopifyに移行できますか?
-
移行は可能です。商品データはCSVファイルでShopifyに取り込めます。ただし、デザインや一部の設定は作り直しが必要になるため、移行前に作業範囲を確認しておきましょう。
- 在庫を持たずに販売(ドロップシッピング)はできますか?
-
アプリを利用すれば、在庫を持たないドロップシッピングやプリントオンデマンドでの販売も可能です。利用するアプリごとに料金や条件が異なるため、事前に確認してから導入しましょう。
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