【書籍紹介】「AIで仕事が変わる」と言われてもピンとこない人にこそ読んでほしい1冊

「ChatGPTやGemini、なんとなく使ってはいるけど、正直そんなに仕事がラクになった気がしない…」

そんなモヤモヤを抱えているビジネスパーソン、けっこう多いんじゃないでしょうか。

私自身も同じことを思っていた時期があって、書店で目に留まったのがこの本でした。

『 最短で最大の成果を上げる AIアウトプットの全技法 』(上岡正明 著/アスコム)。

発売10日で5万部を突破し、AmazonのMBAカテゴリでベストセラー1位を取った話題の一冊です。

今回は、この本がどんな内容で、どんな人に向いていて、逆に向かないのはどんな人なのか、やさしく紹介していきますね。

目次

どんな本?ざっくり一言でいうと

この本をざっくり言うと、 

「AIで仕事のアウトプットを最大化するためのプロンプト(指示文)を、60の技法として体系化した本」 です。

メール作成、議事録、プレゼン資料、事業計画、部下の育成、評価面談など、ビジネスパーソンが日常的にぶつかる場面ごとに、 「こう指示すればAIがこう動いてくれる」 というお手本がぎっしり詰まっています。

ページ数は326ページとそこそこボリュームがありますが、辞書のように手元に置いて、必要なときに必要なページだけ開く、という使い方が想定されている感じ。最初から最後まで一気読みするタイプの本ではないわけですね。

著者の上岡正明さんってどんな人?

著者の 上岡正明さん は、起業家・著述家として活動している方で、 YouTubeの登録者数は60万人超え 。テレビやメディアにも多数出演されていて、ビジネス書もすでに何冊か出しているベストセラー作家さんです。

本の帯には「AIで3か月で5億円を実現した」と書かれていますが、これはあくまで著者個人のエピソード。読者全員が同じ結果を出せるわけではないので、そこは冷静に受け止めておきましょう。とはいえ、 AIを実務でガッツリ使い倒している人の知見が詰まっている という意味では、信頼できる書き手だと言えます。

この本を読んで欲しい人はこんな人

ここからが本題。じゃあこの本は、いったいどんな人に向いているのか整理してみます。

まずいちばんは、 「AIを触ったことはあるけど、自分の仕事にどう活かせばいいか分からない人」 。

ChatGPTを開いてはみたものの、「えーと、何をどう聞けばいいんだ…」となって閉じてしまった経験、ありませんか。この本はそういう人にこそ役立ちます。なぜなら、 シーン別にプロンプトのお手本がそのまま載っている から。コピペして自分の状況に合わせて少し書き換えるだけで、それなりの成果物がすぐ出てきます。

次に向いているのが、 管理職・マネジメント層 。AI本というと若手の作業効率化に寄った内容が多いですが、本書は チームマネジメントや問題解決にAIをどう使うか という章もあり、部下を持つ立場の人にも発見があります。一人で考え込みがちな管理職にとって、AIを「壁打ち相手」として使う発想は意外と新鮮かもしれません。

そして3つ目、 「とにかく即効性が欲しい人」 。資料作成やリサーチに何時間もかけている人なら、本書の技法を取り入れることで、 作業時間がガクッと減る可能性が高い です。書籍代2,420円なんて、時短できた時間で考えればすぐ元が取れてしまうレベル。コスパで考えても悪くない投資ですね。

逆に、こんな人には合わないかも

一方で、正直に言うと この本が合わない人 もいます。ここを隠さずお伝えするのが、誠実な書評だと思うので。

まず、 すでにAIをそこそこ使いこなしている中上級者 。

自分でプロンプトを組み立てられる人にとっては、 「ググれば出てくる内容」と感じる部分 もあるかもしれません。プロンプト集としての性質が強い本なので、新しい理論や深い洞察を求めると物足りなさを感じる可能性があります。

もうひとつ、これは少し本質的な話なんですが、 「ツールを導入すれば仕事が劇的に変わる」と思っている人 にも注意が必要です。

AIはあくまで道具。

本当に効率化したいなら、 まず自分の仕事の構造を見直すことが先 なんですよね。どの工程がボトルネックで、どこをAIに任せるべきか。その設計が曖昧なままプロンプトだけコピペしても、 「それっぽいアウトプットが速く出てくるだけ」 になりかねません。

本書はこの「設計の話」までは深く踏み込んでいないので、 「自分の業務を整理する力」は読者側に求められる と考えておくとよさそうです。

結局、買う価値はあるのか

「AIをこれから本格的に仕事で使いたい」と思っている初〜中級者には、十分に買う価値あり 。

逆に、AIをすでに自由自在に操れる人や、本質的な業務改革論を学びたい人は、別の本のほうが満足度が高いと思います。

特に、 「自分でプロンプトをゼロから考えるのが苦手」 という人にとっては、

本書のプロンプト集は 辞書のような存在 になってくれるはず。

手元に置いておけば、困ったときに開いて真似するだけで、AIとの付き合い方がぐっとラクになります。

本書を購入する

気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。紙の本のほうが、付箋を貼ったりメモを書き込んだりしやすいので、 辞書的に使うなら単行本がおすすめ です。

書籍を読むならKindle Unlimitedもおすすめ

ちょっと余談になりますが、ビジネス書を日常的に読む人なら、 Kindle Unlimited に登録しておくのもアリです。

Kindle Unlimitedは、 月額980円で対象の電子書籍が読み放題になるサービス 。ビジネス書・実用書・雑誌・小説まで、200万冊以上が読み放題の対象になっています。

ただし注意点として、 発売直後の話題のビジネス書は、Unlimitedの対象に入っていないことが多い です。今回紹介した『AIアウトプットの全技法』も、現時点ではUnlimited対象外。新刊は別途購入する必要があるわけですね。

それでも、 少し前のベストセラーや、定番のビジネス書は対象になっていることが多い ので、読書習慣のある人なら月額分の元はすぐ取れます。初回は 30日間の無料体験 もあるので、まずは試してみて、自分の読みたい本がどれくらい対象に入っているか確認してみるのがおすすめです。

まとめ

『最短で最大の成果を上げる AIアウトプットの全技法』は、 AI活用の最初の地図 を求めているビジネスパーソンにとって、心強い一冊です。ただし、地図はあくまで地図。実際に歩くのは自分の足であって、 自分の仕事を理解しているからこそ、地図が活きる わけですね。

本書を「答え」として読むのではなく、 「自分の仕事に当てはめるためのヒント集」 として使えれば、書籍代の何倍もの価値を引き出せるはずです。AIをなんとなく触っているだけで終わらせたくない方は、ぜひチェックしてみてください。

あざした

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