【2025年12月最新】sunoAIで邦ロック(J-rock)を生成したいときにうまくいくプロンプトのコツ

Suno AIで曲を作ってみたけど、

「なんかイメージと違う…」「もっと邦ロックっぽくしたいのに」

と感じたことはありませんか?

この記事では、邦ロック特有のサウンドをSuno AIで再現するためのプロンプトの書き方を、

初心者の方にもわかりやすく解説します。

BPM指定やメタタグの使い方、邦ロックならではの演奏技法の指示方法まで、

すぐに使える実践的なノウハウをお伝えします。

記事の後半には「曲の雰囲気一覧」「楽器指定一覧」などの早見表も用意していますので、

ぜひブックマークしてご活用ください!

おねしゃす

目次

1. 邦ロック(J-Rock)の音楽的特徴を理解しよう

プロンプトを書く前に、まず「邦ロックとはどんな音楽か」を理解しておくことが大切です。

邦ロックの主な特徴

邦ロック(J-Rock)は、日本独自の感性で発展したロックミュージックです。

なんとなくはわかるとは思いますが、具体的なプロンプトが書けるように今回は言語化してみましょう。

邦ロックには以下のような特徴があります。

サウンド面

  • エレキギターを中心としたバンドサウンド(ギター、ベース、ドラム、キーボード)
  • 歪んだギターサウンド(ディストーション、オーバードライブ)
  • 印象的なギターリフやイントロ
  • 8ビートや16ビートを基調としたリズム

メロディ・構成面

  • 日本語歌詞に合わせたメロディアスな歌メロ
  • Aメロ→Bメロ→サビという起承転結のある構成
  • サビで一気に盛り上がるダイナミクス(強弱)
  • エモーショナルでドラマチックな展開

代表的なサブジャンル

  • ギターロック(ASIAN KUNG-FU GENERATION、BUMP OF CHICKENなど)
  • ロキノン系([Alexandros]、King Gnuなど)
  • エモ・ポストロック(凛として時雨、9mm Parabellum Bulletなど)
  • ポップロック(Mrs. GREEN APPLE、Official髭男dismなど)

2. Suno AIの基本:プロンプトとメタタグの違い

Suno AIで曲を作る際、2種類の指示方法があります。

この違いを理解することが、思い通りの曲を作る第一歩です。

プロンプト(Style of Music)

曲全体の方向性を指示するものです。ジャンル、雰囲気、楽器、テンポなどを指定します。

Japanese Rock, energetic, distorted guitar, 160 BPM, male vocal

メタタグ(Lyrics内に記載)

曲の局所的な構成を指示するものです。

歌詞の前に [Verse] [Chorus] などのタグを付けて、曲のどの部分かをAIに伝えます。

[Intro]
[Verse]
走り出した この道の先に
何が待っているか わからないけど

[Chorus]
それでも僕らは 前を向いて
明日へ向かって 走り続ける

ポイント:プロンプトは「曲全体の設計図」、メタタグは「各パートの看板」と考えるとわかりやすいでしょう。


3. 邦ロックを生成するプロンプトの書き方

基本構成

邦ロックのプロンプトは、以下の要素を組み合わせて作ります。

[ジャンル] + [楽器] + [雰囲気] + [テンポ] + [ボーカル]

邦ロック用の基本プロンプト例

J-Rock, Japanese Rock, energetic, distorted electric guitar, driving drums, 
emotional male vocal, 150 BPM, powerful chorus

ジャンル指定のコツ

Suno AIは英語ベースのAIなので、英語でプロンプトを書く方が安定した結果が得られます。

推奨表記

  • J-Rock または Japanese Rock
  • J-Pop Rock(ポップ寄りの場合)
  • Alternative Rock, Japanese style

避けるべき表記

  • 日本語での「邦ロック」という表記(認識されにくい)
  • 具体的なアーティスト名(著作権の観点から避ける)

英語が苦手な方へ

日本語でプロンプトを書いても曲は生成できますが、微妙なニュアンスが伝わりにくいことがあります。

日本語プロンプト例

日本のロック、疾走感のあるエレキギター、
力強い男性ボーカル、エモーショナルなサビ

4. BPM・テンポ指定のコツ

BPMとは?

BPM(Beats Per Minute)は、1分間あたりの拍数を表す音楽用語です。数字が大きいほど速い曲になります。

邦ロックの一般的なBPM

テンポ感BPM範囲曲の例イメージ
バラード60-80しっとりした恋愛ソング
ミディアムバラード80-100切ないロックバラード
ミディアム100-120安定感のあるロック
アップテンポ120-150明るいポップロック
疾走系150-180激しめのギターロック
超高速180以上パンクロック、激情系

BPM指定の3つの方法

方法1:数値で直接指定

J-Rock, 160 BPM
J-Rock, BPM 160
J-Rock, BPM of 160

方法2:英語の形容詞で指定

Fast-paced(速い)
Moderate tempo(中程度)
Slow and emotional(ゆっくりエモーショナル)
Up-tempo(アップテンポ)

方法3:ジャンル名で暗示させる

Speed Rock(速いロック)
Power Pop(パワーポップ)
Punk Rock(パンクロック)→ 自動的に速めになる

注意点

Suno AIはジャンルによってBPMの対応範囲が異なります。たとえば、ジャズで「BPM 200」を指定しても無視されることがあります。邦ロックの場合は、100〜180程度が安定して反映されやすいです。


5. 邦ロック特有の演奏技法をプロンプトで指示する方法

邦ロックらしさを出すには、ギター奏法や演奏技法を具体的に指示することが効果的です。

ギター奏法の指定

奏法英語表記特徴
カッティングCutting guitar, Funky strummingチャカチャカしたリズミカルな音
パワーコードPower chords力強い和音、ロックの基本
アルペジオArpeggio和音を分散して弾く、繊細な響き
リフGuitar riff, Iconic riff繰り返しの印象的なフレーズ
オクターブ奏法Octave playing1オクターブ違う音を同時に弾く
タッピングTapping両手でフレットを叩く速弾き技法
ブリッジミュートPalm mute低音弦をミュートした刻み
ディストーションDistorted guitar歪んだギターサウンド
クリーンギターClean guitar歪みのないクリアな音

プロンプト例

疾走感のあるギターロック

J-Rock, distorted guitar, power chords, palm mute, driving 8-beat drums, 
energetic, 160 BPM, emotional male vocal

カッティングが印象的な曲

J-Rock, funky cutting guitar, groovy bass, 16-beat rhythm, 
upbeat, 130 BPM, catchy melody

アルペジオから始まるエモーショナルな曲

J-Rock, clean arpeggio intro, building to distorted chorus, 
emotional, dynamic, 140 BPM

ドラムパターンの指定

パターン英語表記特徴
8ビート8-beat, Straight beat基本的なロックビート
16ビート16-beat細かい刻み、グルーヴィー
4つ打ちFour on the floorダンサブルなキック
ハーフタイムHalf-timeゆったりした重たいリズム
ブラストビートBlast beat超高速の激しいドラム

6. メタタグを使った曲構成の指示方法

基本的なメタタグ一覧

メタタグ意味邦楽での呼び方
[Intro]イントロ前奏
[Verse]ヴァースAメロ
[Pre-Chorus]プリコーラスBメロ
[Chorus]コーラスサビ
[Bridge]ブリッジCメロ、大サビ前
[Outro]アウトロ後奏
[Instrumental]インストゥルメンタル間奏
[Guitar Solo]ギターソロギターソロ
[Build-Up]ビルドアップ盛り上がり部分
[Drop]ドロップ落ちサビ

邦ロックの典型的な構成例

ちょっと一曲書いてみましょう!例えばこんな感じですね。

[Intro]
(ギターリフなど、歌詞なし)

[Verse 1]
朝日が昇る街並みを
ひとり歩いてゆく

[Pre-Chorus]
不安も期待も全部抱えて
それでも前を向いて

[Chorus]
走り出せ 今すぐに
限界なんて超えていけ
輝く明日を掴むために
僕らは止まらない

[Verse 2]
何度も転んで起き上がって
傷だらけになっても

[Pre-Chorus]
諦めないと決めた日から
世界は変わり始めた

[Chorus]
走り出せ 今すぐに
限界なんて超えていけ
輝く明日を掴むために
僕らは止まらない

[Guitar Solo]

[Bridge]
一人じゃないと気づいた時
新しい景色が見えた

[Chorus]
走り出せ 今すぐに
限界なんて超えていけ
輝く明日を掴むために
僕らは止まらない

[Outro]

メタタグ活用のコツ

メタタグを使うことで、ギターソロなどのより具体的な演奏方法や楽器、タイミングなどを指定することができます。

例えば以下のような感じ↓

1. ギターソロを入れたい場合

[Guitar Solo]
または
[Instrumental Break]

2. イントロで楽器を指定したい場合

[Intro: Distorted Guitar Riff]
または
[Guitar Intro]

3. 静かなパートを作りたい場合

[Soft Verse]
[Quiet Bridge]
[Acoustic Section]

注意点:メタタグに過剰な情報を詰め込むと無視されることがあります。シンプルに保つのがコツです。


7. 実践:邦ロック生成プロンプトの具体例

さて、ここでは具体的なプロンプト例をいくつか見てみましょう。

パターン1:王道の疾走系ギターロック

Style of Music

Japanese Rock, J-Rock, energetic, distorted electric guitar, powerful drums, 
driving bass, emotional male vocal, 160 BPM, anthemic chorus, guitar riff

Lyrics(メタタグ付き)

[Intro]

[Verse 1]
灰色の空を見上げて
立ち尽くす僕らは
明日への地図もなくて
ただ風に吹かれてた

[Pre-Chorus]
でも気づいたんだ
この手には力があると

[Chorus]
叫べ 今この瞬間に
誰にも止められない
夜明けを信じて
走り続けろ

[Guitar Solo]

[Chorus]
叫べ 今この瞬間に
誰にも止められない
夜明けを信じて
走り続けろ

[Outro]

パターン2:エモーショナルなミディアムバラード

Style of Music

J-Rock ballad, emotional, clean arpeggio guitar, building dynamics, 
heartfelt female vocal, piano, strings, 90 BPM, dramatic

Lyrics

[Intro]

[Verse 1]
雨上がりの夕暮れ
君と歩いた道を
今も一人で辿ってる

[Pre-Chorus]
忘れられない約束
今も胸の奥で響いてる

[Chorus]
さよならは言えなくて
涙だけが溢れ出す
君のいない世界で
僕は生きていく

[Bridge]
いつか笑えるその日まで
この想いを抱きしめて

[Chorus]
さよならは言えなくて
涙だけが溢れ出す
君のいない世界で
僕は生きていく

[Outro]

パターン3:カッティングが効いたポップロック

Style of Music

J-Pop Rock, funky cutting guitar, groovy bass, upbeat drums, 
cheerful, bright synth, male and female vocal, 130 BPM, catchy hook

パターン4:激情系・エモロック

Style of Music

Japanese Emo Rock, Post-Hardcore influence, screaming vocal, 
aggressive guitar, blast beat drums, 180 BPM, intense, emotional breakdown

8. 早見表:曲の雰囲気・楽器・テンポ一覧

うまく指定したいけど、曲の雰囲気とか言葉でどう伝えたらいいかわかんないよ!

という方のために、雰囲気や楽器などの早見表をつくりました!

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【曲の雰囲気(Mood)一覧】

日本語英語プロンプト説明
明るいBright, Cheerful, Upliftingポジティブで前向きな雰囲気
暗いDark, Moody, Somberダークで重たい雰囲気
切ないMelancholic, Bittersweet, Nostalgic哀愁のある雰囲気
熱いPassionate, Intense, Fiery情熱的で熱いエネルギー
クールCool, Stylish, Sleekスタイリッシュでカッコいい
エモいEmotional, Heartfelt, Moving心に響くエモーショナル
疾走感Fast-paced, Driving, Racingスピード感のある駆け抜ける感じ
壮大Epic, Grand, Cinematicスケールの大きい壮大さ
爽やかRefreshing, Fresh, Breezy爽快で清々しい
激しいAggressive, Intense, Heavyアグレッシブで激しい
浮遊感Dreamy, Ethereal, Floatingふわふわした幻想的な雰囲気
ノスタルジックNostalgic, Retro, Vintage懐かしさを感じる

【楽器指定一覧】

楽器英語プロンプトバリエーション
エレキギターElectric guitarDistorted guitar, Clean guitar, Lead guitar
アコースティックギターAcoustic guitarSteel string acoustic, Nylon acoustic
ベースBass, Bass guitarDriving bass, Groovy bass, Slap bass
ドラムDrumsPowerful drums, Driving drums, Aggressive drums
ピアノPianoGrand piano, Electric piano
キーボードKeyboard, SynthAnalog synth, Pad synth
ストリングスStringsOrchestral strings, String section
ブラスBrassTrumpet, Saxophone
オルガンOrganHammond organ

【テンポ・BPM早見表】

テンポ表現BPM目安英語プロンプト邦ロックでの使用例
Grave40-50Very slow, Graveほぼ使わない
Largo50-60Slow, Largoバラードのイントロ
Adagio60-80Slow balladロックバラード
Andante80-100Moderate slowミディアムバラード
Moderato100-120Moderate安定感のあるロック
Allegretto120-140Upbeatポップロック
Allegro140-160Fast, Energetic疾走系ロック
Vivace160-180Very fast, Drivingパンク寄りロック
Presto180以上Extremely fast激情系、メタル

【ボーカルスタイル一覧】

スタイル英語プロンプト説明
男性ボーカルMale vocal, Male singer男性の歌声
女性ボーカルFemale vocal, Female singer女性の歌声
力強いPowerful vocal, Strong voice迫力のある歌声
優しいSoft vocal, Gentle voice柔らかい歌声
ハイトーンHigh-pitched vocal, High voice高音域の歌声
ロートーンLow voice, Deep vocal低音域の歌声
シャウトScreaming, Shouting vocal叫び声
ウィスパーWhispered vocalささやき声
ハモりHarmonized vocal, Choirハーモニー

【ギター奏法・エフェクト一覧】

奏法/エフェクト英語プロンプト説明
ディストーションDistorted guitar, Heavy distortion歪んだ音
オーバードライブOverdrive guitar軽めの歪み
クリーンClean guitar歪みのないクリアな音
カッティングCutting guitar, Funky strummingリズミカルな刻み
アルペジオArpeggio, Picked arpeggios分散和音
パワーコードPower chords力強い2〜3音の和音
ブリッジミュートPalm mute, Muted guitar低音の刻み
ギターソロGuitar soloギター独奏
ギターリフGuitar riff印象的なフレーズ
リバーブReverb guitar残響のある音
ディレイDelay guitar音が繰り返すエフェクト

9. よくある失敗と対処法

ここでは、sunoAIでうまくいかないケースの失敗例と対処法を紹介します。

これを避けるだけでも曲作りでつまづくことが減り、楽しく作曲を続けられますよ!

失敗1:「邦ロックにならない、洋楽っぽくなる」

原因:ジャンル指定が曖昧

対処法

❌ Rock, energetic
⭕ J-Rock, Japanese Rock, J-Pop influenced rock

失敗2:「テンポが思った通りにならない」

原因:ジャンルとBPMの相性が悪い

対処法

  • 極端なBPM指定を避ける(100〜180の範囲が安定)
  • BPM数値だけでなく、形容詞も併用する
Fast-paced J-Rock, 160 BPM, driving rhythm

失敗3:「ギターソロが入らない」

原因:メタタグが機能していない

対処法

  • [Guitar Solo] を歌詞の中に単独で記載
  • Style of Musicにも guitar solo を追加
J-Rock, energetic, guitar solo, 150 BPM

失敗4:「曲がダラダラして盛り上がらない」

原因:構成が不明確

対処法

  • メタタグで明確に構成を指定
  • [Pre-Chorus][Chorus] を必ず入れる
  • Dynamic, building energy などの形容詞を追加

失敗5:「歌詞がちゃんと歌われない」

原因:歌詞の行数が多すぎる、または形式が不適切

対処法

  • 1セクション4〜8行程度に収める
  • 各セクションの前にメタタグを必ず入れる
  • セクション間に空行を入れる

10. まとめ

Suno AIで理想の邦ロックを生成するためのポイントをおさらいします。

プロンプト作成の5つの鉄則

  1. ジャンルは英語で明確にJ-Rock, Japanese Rock を基本に
  2. BPMは適切な範囲で:100〜180 BPMが安定
  3. 楽器と奏法を具体的にdistorted guitar, power chords など
  4. 雰囲気は形容詞でenergetic, emotional, driving など
  5. メタタグで構成を明確に[Verse] [Chorus] を必ず使用

おすすめの制作フロー

  1. 作りたい曲のイメージを言語化する
  2. 参考にしたい曲のBPMをAI(ChatGPTなど)に聞く
  3. プロンプトを組み立てる(ジャンル+楽器+雰囲気+テンポ+ボーカル)
  4. メタタグ付きの歌詞を用意する
  5. 生成して結果を確認
  6. 必要に応じてプロンプトを調整して再生成

最後に

Suno AIは日々進化しており、2025年現在のv4.5では、かなり高品質な邦ロック楽曲が生成できるようになっています。

最初は思い通りにいかないこともありますが、この記事で紹介したプロンプトのコツを参考に、何度か試行錯誤してみてください。きっとあなたの頭の中にある「理想の邦ロック」に近づけるはずです。

ぜひこの記事をブックマークして、Suno AIでの音楽制作にお役立てください!

あざした!いっぱいつくるぞ~

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