WordPressのメモリ不足エラーとは?「Allowed memory size」の原因と増やし方を解説 

WordPressで記事を更新しようとしたら、「Fatal error: Allowed memory size of …」といった英語のエラーが表示されて、操作できなくなった。

あるいは、管理画面に入れなくなったり、画面が真っ白になってしまった。

こうしたトラブルは、WordPressの「メモリ不足」が原因で起こることがあります。

この記事では、Web制作初心者の方に向けて、メモリ不足エラーの意味と、メモリ上限の増やし方をやさしく解説します。

目次

メモリ不足エラーとは?

このエラーは、WordPressを動かすPHPに割り当てられたメモリの上限を超えてしまったときに起こるトラブルです。

メモリとは、プログラムが処理を行うときに一時的に使う「作業スペース」のようなものです。

WordPressやプラグインが行う処理には、それぞれメモリが必要になります。

使えるメモリの量には上限が決められていて、処理がその上限を超えると、Fatal error: Allowed memory size of ◯◯ bytes exhaustedといったエラーが表示されてしまうのです。

メモリ不足で起こること

メモリ不足が起きると、さまざまな形で不具合が現れます。

たとえば、記事の更新や公開ができない、管理画面に入れなくなる、画面が真っ白になる、といった症状です。

こうした症状は他の原因でも起こりますが、「Allowed memory size」という文言が表示されている場合は、メモリ不足が原因と考えてよいでしょう。

メモリ不足が起こる主な原因

メモリ不足が起こる主な原因は、次のようなものです。

  • プラグインを多く入れすぎていて、処理に必要なメモリが増えている
  • 画像の一括処理やデータのインポートなど、メモリを多く使う重い処理を行った
  • そもそも割り当てられているメモリの上限が低い

多くの場合、メモリの上限を引き上げることで解決できます。次から具体的な方法を見ていきましょう。

対処①:wp-config.phpでメモリ上限を引き上げる

もっとも手軽なのが、wp-config.phpを編集してメモリの上限を引き上げる方法です。

この方法は「画面が真っ白になる」「500エラー」といった他のトラブルの記事でも触れていますが、この記事ではメモリ問題の中心的な対処として詳しく解説します。

FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーでwp-config.phpを開き、次の一行を追記します。

PHP
define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');
PHP

記述する場所は、ファイルの中ほどにある/* 編集が必要なのはここまでです ! */というコメントよりも上の行に追記するのが基本です。

すでにWP_MEMORY_LIMITの記述がある場合は、その数値を大きいものに書き換えてください。

編集する前には、必ずwp-config.phpのバックアップを取っておきましょう。重要なファイルなので、万が一に備えることが大切です。

対処②:php.iniで設定する

wp-config.phpでの設定が反映されない場合は、サーバー側の設定が優先されている可能性があります。

その場合は、サーバー側のphp.iniというファイルで、メモリ上限を設定します。

php.iniを編集できるサーバーでは、次のように記述します。

PHP
memory_limit = 256M
PHP

レンタルサーバーによっては、管理画面からPHPの設定(memory_limit)を変更できる場合もあります。

php.iniの場所や編集方法はサーバーによって異なるため、契約しているサーバーのマニュアルを確認してください。

対処③:.htaccessで設定する

サーバーが対応している場合は、.htaccessというファイルでメモリ上限を設定する方法もあります。

サイトのルートフォルダにある.htaccessに、次のように記述します。

PHP
php_value memory_limit 256M
PHP

ただし、この方法はサーバーが対応していない場合、かえってエラーの原因になることがあります。

.htaccessはサイト全体の動作に関わる重要なファイルなので、編集前に必ずバックアップを取り、設定後に不具合が出た場合はすぐ元に戻せるようにしておきましょう。

上限を上げても直らない場合

メモリの上限を引き上げても解決しない場合は、根本的な原因が別にあるかもしれません。

たとえば、特定のプラグインが過剰にメモリを消費しているケースです。

心当たりのあるプラグインがあれば、一時的に停止して様子を見たり、より軽いプラグインに置き換えたりすることを検討しましょう。

また、そもそも契約しているサーバーのメモリ上限が低い場合は、自分で設定を変えても上限を超えて増やすことはできません。その場合は、サーバーのプラン変更やサーバー会社への相談が必要になります。

設定するときの注意点

メモリの上限を設定する際には、いくつか注意したい点があります。

まず、必要以上に大きな値を設定しないことです。むやみに増やすと、サーバー全体に負荷をかけてしまう可能性があります。

また、サーバー側で決められた上限を超える値は設定できません。wp-config.phpで大きな値を指定しても、サーバーの上限が低ければそこまでしか使えない点に注意してください。

自分のサーバーでどこまで設定できるか分からない場合は、契約しているサーバー会社のマニュアルやサポートで確認するのが確実です。

まとめ

メモリ不足エラー(Allowed memory size)は、PHPに割り当てられたメモリの上限を超えたときに起こるトラブルです。

もっとも手軽な対処は、wp-config.phpにWP_MEMORY_LIMITを追記してメモリ上限を引き上げる方法です。

それでも反映されない場合は、php.iniやサーバーの管理画面、.htaccessでの設定を検討しましょう。

上限を上げても直らない場合は、プラグインの見直しやサーバーのプラン変更も視野に入れ、必要に応じてサーバー会社に相談してみてください。

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